2023年07月26日
花王は、“ESG視点でのよきモノづくり”に注力しています。その中でも、特に製品をお使いいただくお客さまに加えて、製品をつくる工場周辺の地域社会とのコミュニケーションも大切にしています。
7月12日、横浜国立大学リスク共生社会創造センターの大学院生向け講座「リスク社会とコミュニケーション」に、花王社員が講師およびアドバイザーとして参加しました。コロナ禍を経て3年ぶりの対面開催となったこの講座は、継続的に対話を行っていくことの大切さを改めて認識する機会となりました。
この講座は、リスク評価に基づく化学物質管理とコミュニケーションの在り方を主題としています。その一環として、花王の国内工場で実施している地域社会とのコミュニケーションの実例をご紹介しました。こうした実例をもとに、地域住民を含むステークホルダーの化学物質に対するそれぞれの疑問にお答えし、相手の立場や関心事に応じたわかりやすいコミュニケ―ション活動をしていくにはどうしたらよいのかを、参加者全員で議論しました。
グループワークでは、地域社会を支えるステークホルダー(地域住民、行政・自治体、委託事業者、学校関係者等)の想いや役割を学生の皆さんと一緒に意見交換をする機会もあり、継続的に対話を行っていくことの重要性を全員で認識することができました。
花王グループでは家庭用製品・工業用製品と幅広く化学物質を取り扱っており、世界の人々が化学物質の恩恵を享受し、リスクが適切に管理される安全・安心な社会の構築に貢献するため、ESG戦略に基づく「責任ある化学物質管理」を推進しています。今回の講座に参加した経験を活かして、生活者の皆さまにわかりやすいコミュニケーション活動をめざし、社会のサステナビリティ(持続可能性)に貢献してまいります。
地域社会とのコミュニケーションの実例をご紹介
講座が開催された横浜国立大学