2022年03月29日
花王グループ社員による寄付組織の「花王ハートポケット倶楽部」では、花王の事業場がある栃木、和歌山、茨城の3つの地区で、地域の中間支援団体と協働で地域助成を実施しています。これは、この地域で活動するNPO、NGO、市民団体への助成を行ない、活動を応援することで、よりよい地域社会づくりへ寄与しようとするものです。
助成先は、社員が応援したい活動に投票して決定しています。投票を通じて、事業場がある地域の課題に、全国の社員が目を向ける機会となっています。
栃木地区地域助成は、認定特定非営利活動法人とちぎボランティアネットワークが運営する「とちぎコミュニティ基金」の冠助成として、2007年に開始してから15年を迎えました。栃木県全域の、すべての分野で活動するNPO団体や市民活動団体から、「心温まる活動」「地域で必要とされ、地域に開かれた参加ができる活動」を対象に、今まで86件の助成を実施してきました。
2021年度は、10月から募集受付を開始し、第一次選考の書類選考と第二次選考の社員投票を経て、5団体への助成が決定しました。
この決定を受けて、2022年3月6日に2021年度の助成団体との交流会*1 をオンラインで開催しました。また、当日は、2020年度の助成団体の皆さんにもご参加いただき、助成事業の活動報告を行なっていただきました。
交流会では、まず、各団体から活動の紹介をしていただき、その後、皆さんと交流の機会をもちました。
2020年度の助成団体の皆さんからは、新型コロナウイルスの影響を受けて困窮した学生への緊急支援や妊産婦とその家族が悩みを相談できる窓口の開設、親子で受ける「性教育」、地域巻き込み型の環境保全活動など、各団体の強みを活かしながら行なった活動をご報告いただきました。
2021年度の助成団体の皆さんからは、子育て家庭の交流の場づくりや貧困家庭の親子の思い出づくり、野外保育・教育活動、環境保全・環境教育・環境調査など、多岐にわたって支援される活動の内容をご紹介いただきました。
また、基礎学力を身に付ける機会に恵まれなかった方に対し学習支援を行なう「自主夜間中学小山校」の運営をされている「みんなの学び場おやま」さんからは、助成団体を代表して「支援を必要としている方々に活動を届けられるよう試行錯誤しながら頑張ります。」と今後の意気込みをうかがいました。
引き続き、活動の支援を通じて、花王の事業場がある地域と、よりよい関係を構築してまいります。
・特定非営利活動法人 そらいろコアラ(小山市)
・特定非営利活動法人 フードバンクうつのみや(宇都宮市)
・真岡児童館 やさしクラブ(真岡市)
・マザーズガーデン 子どもワクワク教室「あすなろ」(宇都宮市)
・みんなの学び場おやま(小山市)
・特定非営利活動法人子育てほっとネット(那須塩原市)
・特定非営利活動法人子どものとなり佐野(佐野市)
・特定非営利活動法人みんなのカタチ(芳賀郡)
・もおか環境パートナーシップ会議(真岡市)