2019年02月19日
花王は、東日本大震災からの復興支援のひとつとして、自立的復興(産業復興支援)を掲げ、被災地での仕事づくり、コミュニティづくりを支援するため、被災地の復興に取り組む次世代リーダー*1 を特定非営利活動法人ETIC.(エティック)と複数企業で支える企業コンソーシアム「みちのく復興事業パートナーズ」*2 に、2012年から参画しています。
東日本大震災から8年が経ち、被災地の状況も刻々と変化する中、これまで東北ではいくつもの「新しい地域社会」のあり方を模索する事業が生まれてきました。この動きを加速させていくためには個々の事業の持続と発展だけではなく、地域を巻き込んで課題解決に取り組んでいくことが求められると考えています。そこで、「みちのく復興事業パートナーズ」では、2015年度より、毎年「事業ブラッシュアップ・プログラム」を実施。このプログラムでは、今後地域を支えることが期待される団体(復興リーダー)に対し、定期的に団体が集まる機会をつくり、専門家によるメンタリングをはじめ、ETIC.のネットワークやノウハウおよび復興事業パートナーズの参画企業を通じて、各団体の成長に向けたさまざまな機会の提供を行なってきました。
今年度からは、東北の団体が自立的に新しい社会をつくるために、地域を越えてより広くお互いを知り、学び合い、つながる機会を提供することを目的に、1月10日~11日にかけて、宮城県仙台市で、新しいスキームの「事業ブラッシュアップ・キャンプ2019」を実施しました。当日は、約70名が参加し、団体それぞれの事業の課題や課題解決のアイデアを交換しました。
参加者からは、「夢や志を持ち主体的に活動されている多くの方に出会えたこと」「多様な価値観を持つプレーヤーやリーダーと本音で対話できたこと」など好評の声が寄せられました。
ここでのつながりを生かしながら、これからも自立的復興に向けて、東北の復興リーダーのコミュニティづくりを応援していきます。
株式会社ジェー・シー・ビー、株式会社電通、株式会社ベネッセホールディングス、花王株式会社
特定非営利活動法人ETIC.(エティック)