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2014年07月25日

「東日本グリーン復興モニタリングプロジェクト」に社員が参加

花王グループでは、2010年より毎年、社員を対象とした環境プログラムを開催しています。
今年は、昨年に引き続き、東日本大震災で被災した東北の干潟・田んぼでの生物多様性調査にボランティアとして参加する「東日本グリーン復興モニタリングプロジェクト」(認定NPO法人 アースウォッチ・ジャパン主催)に、5月から8月にかけて社員13名が参加しています。

干潟や田んぼへの津波の影響を調査

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このプロジェクトの調査地は、津波の被害を受けた干潟や田んぼです。参加するボランティアの皆さんは、モニタリング調査・研究を行なっている東北大学の教授たちの調査のサポートをします。具体的には、被災前と比較することで、津波がどれほどの影響を及ぼしたか、環境が変化していく過程で生物多様性がどのように回復していくかを記録します。
この調査で得られたデータは、生態系や希少種の保全等のために役立てられます。

参加した社員からは、
「一人ひとりの環境への意識が変わることこそが調査作業の意義であり、持続可能な地域復興への道につながるのだと考えさせられました。まだまだ復興にはほど遠い現実がありますが、干潟の生物の多様性が急速に回復に向かっていると伺い、元気をいただきました。」
「『本当に支援になっているのか?』と少し疑問に感じていましたが、研究者の方のお言葉を借りれば、誰かが東北に来て何か活動する→それを誰かに伝える→その”誰か”が東北に行く という輪を広げる活動にこそ意味があるということでした。自分の今回の活動もしっかりと報告書等で情報を発信し、輪を広げることに貢献したいと感じました。」
「失われた干潟の自然が復活してきていることを伺って、津波の破壊力も自然の再生力も共に、人間の力をはるかに超越した自然の力なのだと痛感しました。」
などの声が寄せられました。

今後も、被災地の復興の一助となるよう、さまざまな活動を行なってまいります。

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