当社は、持続的な企業価値向上に向け、取締役会の機能の向上を図るため、各取締役の自己評価も含めた取締役会全体の実効性についての評価・分析を行い、その結果の概要を開示しています。
2015年度より年1回、全取締役及び全監査役を対象としたアンケートと取締役会の議論を元に評価を実施しておりますが、2023年度は、アンケート設問の作成、結果分析について第三者機関にアドバイスを受けることで客観性の向上を図りました。2024年度は、さらなる評価の充実と客観性の向上を目的として、一部取締役へのインタビューを行うとともに、第三者機関による取締役会の実効性評価を実施いたしました。また、取締役・監査役選任審査委員会(以下「選任審査委員会」)及び取締役・執行役員報酬諮問委員会(以下「報酬諮問委員会」)についても、あわせて評価を実施しております。今後は、3年に1度、第三者機関による評価を実施する予定です。
第三者による分析を元に、取締役会で検証・議論・評価を行い、顕出された課題に対する今後の取り組みの方向性を確認しました。
アンケート設問(択一式)の全体平均は4.2(5点満点中)で、全ての項目で他社平均スコア* と同等以上の評価となり、取締役会・委員会が概ね実効的に機能していると評価されました。前回の実効性評価で挙げられた課題についても、改善に取り組み、その進展が見られました。
また、社内取締役、社外取締役の評価及び課題認識は概ね一致しており、取締役会における活発な議論を通じて、社内取締役・社外取締役との間で十分な意思疎通が図られていることが確認できました。
一方で、さらなる改善の余地についても意見が出され、取締役会において、課題認識と今後の方向性が議論・共有されました。
実効性評価に基づく継続的な改善の状況を示すため、前回評価で挙げられた課題、改善に向けた取り組み実績、今回の評価について、以下のとおりまとめました。今回評価で挙げられた課題について、今年度の取締役会並びに選任審査委員会及び報酬諮問委員会において、継続的に取り組んでいきます。
2023年度の評価・課題 | 2024年度の取り組み | 今回の評価と今後の取り組み | |
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構成 | コーポレート・ガバナンスポリシーの開示を評価。ポリシーに沿った取締役会構成となっている。 | 取締役会の多様性(ジェンダー、国際性、スキル等)を含む構成について継続的に議論。 | 取締役会の多様性が着実に進展。将来の在るべき姿に基づく継続的議論が必要。 |
議論・モニタリング機能 |
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運営 |
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取締役会発表用書式の使用を徹底し、議論のポイントを明確化。 |
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株主との対話 |
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2023年度の評価・課題 | 2024年度の取り組み | 今回の評価と今後の取り組み | |
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議論・運営 |
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以上