社会課題の解決を通して、生活者のこころ豊かな暮らしの実現をめざす
花王株式会社(社長・長谷部佳宏)は、2023年9月13日、「一般財団法人 花王みらい共生財団」(以下、みらい共生財団)を新設いたしました。本財団は、生活者一人ひとりに寄り添い、清潔で美しく健やかで思いやりに満ちた暮らしにつながるさまざまなシステムやソリューションを通じて、すべての人々のこころ豊かなライフスタイルと安心で調和のとれた未来の実現をめざします。
昨今、世界中でSDGsへの対応が求められ、さまざまな取り組みが国・行政、団体、企業、個人によって推進されています。しかし、その一方で、すべての課題が顕在化し、対策を講じられているわけではありません。
そこで、このたび花王は、「豊かな共生世界の実現」に向けて、これまでの商品やサービスを通じた事業活動から一歩踏み出し、日々の暮らしの中で生活者が抱える切実な課題に対して、社会貢献という形でさらなる解決を図っていくために、みらい共生財団を新たに立ち上げました。本財団は、今取り組むべき国内外の社会課題を明確にし、志を共にする多様なパートナーと協働して、誰もが取り残されない、こころ豊かに暮らせる社会の実現をめざしてまいります。
みらい共生財団は、本年10月、株式会社ミライロ(社長・垣内俊哉 以下、ミライロ)と、PT.Gama Inovasi Berdikari(Director・Ridha Nurul Azizah<リダー ヌルル アズィーザ> 以下、GIB)の2社と、それぞれパートナーシップ協定を締結いたしました。
「バリアバリュー」という企業理念のもと、障がいのある当事者の視点にたち、QOL向上に貢献しているミライロと共に、「生活者一人ひとりが輝く快適な暮らしの実現」に向けた協働を推進します。そして、障がいのある方やその家族、高齢者などが日々生活で抱える切実な悩みの解決に向けた役立つ情報・商品を、一人ひとりとつなげ届ける、新しい社会インフラの構築をめざしてまいります。
清潔の根幹である「洗う」という行動において、世界にはそのための水にさえも窮する生活を送られている方々がいます。インドネシアの深刻な水課題解決に向け、雨水収穫・浄化システムの開発やその普及活動を自治体と共に推進しているGIBと協働し、同社のシステムの普及支援と共に節水型商品の普及や衛生情報の提供を通じ、「サステナブルなライフスタイルの実現」に向けた活動を推進してまいります。
名称 | 一般財団法人 花王みらい共生財団 |
---|---|
設立日 | 2023年9月13日 |
代表者 | 理事長 竹内 由美 |
所在地 | 東京都中央区日本橋茅場町1丁目14-10 |
活動内容 | 生活者一人ひとりに寄り添い、清潔で美しく健やかで思いやりある暮らしにつながるさまざまな活動を通じて、すべての人々のこころ豊かなライフスタイルと安心で調和のとれた未来の実現をめざします。
|
財団サイト | https://www.kao-lih-foundation.com/ |
設立者 | 花王株式会社 (代表取締役 社長執行役員 長谷部 佳宏) |
花王は約130年にわたり、人々の暮らしに寄り添うことで、こころ豊かな暮らしの実現をめざしてきました。2019年4月には、生活者のニーズが高まっている持続可能な暮らしを「Kirei Lifestyle」とし、それを実現するためのESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」(キレイライフスタイルプラン)を策定。19の重点取り組みテーマを設定しています。また、2021年からは、「未来のいのちを守る~Sustainability as the only path」をビジョンに掲げた中期経営計画を推進。経営にESGの視点を導入し、事業の発展と消費者や社会へのよりよい製品・サービスの提供をめざし、パーパスである「豊かな共生世界の実現」に向けて取り組んでいます。