脳科学・行動科学を用いたヒト本質研究

人間科学

生活のさまざまな場面でわきあがる感情は、視覚や触覚、嗅覚など複数の感覚情報そのものに加え、その時の環境や状況、個人の特性や過去の経験などによっても影響を受けます。日常で私たちが向き合う悩みや困りごとによる心の状態は体に影響し、健康状態による体の状態は心に影響します。

花王は、ヒトの本質研究に基づく製品やサービスを届けるために、アンケートやインタビューなどの聞き取り調査や心理学的・生理学的計測を用いた研究を進めています。
ヒトの感情、心の状態や体との関係性について詳しく理解するために、脳科学的手法を取り入れています。MRI(磁気共鳴画像法)をはじめとする脳活動計測装置を導入し、聞き取り調査や心理学的、生理学的なデータと脳活動データを組み合わせることで、微細な心のありようや、心と体の関係性について探索しています。
さらに、認知行動療法やコーチングなどの行動科学の知見をもとに、無意識の行動や、ヒトの考え方のくせを活用した、ストレスケアの研究も行っています。

これからも、心理学や生理学、脳科学や行動科学を活用したヒトの本質研究を通じて、こころ豊かに使用していただける製品やサービスの開発に貢献していきます。

スキンケア時の心地よさと脳活動との関連について解析している様子

縦軸脳活動、横軸心地よさのグラフ。スキンケア時に心地よく感じるほど、脳活動も活発になる。

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