界面活性剤が添加された「水」を利用した、 蚊の飛翔行動制御技術について掲載しています。
水あるいは界面活性剤水溶液を付着させた時の蚊の羽ばたきの様子を、ハイスピードカメラを用いて観察しました。蚊は他の飛翔昆虫と比べて速い羽ばたきにより、正確な飛行と姿勢を維持しています。飛行中の蚊に水を付着させた場合には、羽で水をはじくことができるため、蚊は飛行を続けることができます。一方で界面活性剤水溶液を付着させると、羽がぬれて動かすことができず飛べなくなることが確認されました。このように界面活性剤が添加された『水』をスプレー噴霧すると蚊が正確な飛行行動をとることができなくなり、即座に打ち落とすことができます(動画)。
【花王公式動画】水がかかっても蚊は飛ぶことができる
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ハイスピードカメラで撮影した、蚊に水をかけた時の蚊の様子。壁に止まっている蚊に水をかけても、蚊は飛び立っていく。
【花王公式動画】表面張力が低い液体がかかると蚊は落ちる
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ハイスピードカメラで撮影した、蚊に界面活性剤をかけた時の蚊の様子。壁に止まっている蚊は、界面活性剤水溶液をかけると、羽を動かしても飛び立つことができず落ちていく。
【花王公式動画】水がかかっても蚊は水をはじき変化なし
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複数の蚊がとまっているところに、スプレーで水を吹きかけたときの様子。蚊に変化は見られない。
【花王公式動画】界面活性剤水溶液がかかると蚊は落ちる
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複数の蚊がとまっているところに、スプレーで表面張力の低い界面活性剤水溶液をかけた時の様子。界面活性剤水溶液がかかると、ほぼすべての蚊が下に落ちる。