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育毛のしくみと効果/育毛剤と頭皮マッサージ

  • 効果的な育毛

育毛のメカニズム

育毛のメカニズムは、大きく2つ考えられます。

  • 毛根にある毛母細胞の分裂・増殖を活性化する。
    育毛剤によって、メカニズムは異なります。
  • 頭皮を血行の良い状態に保つ。

育毛剤には両者を併せ持ったものがあり、頭皮マッサージは、血行を良い状態に保つ目的で行います。
2つを組み合わせて継続して行うことがおすすめです。

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育毛剤


育毛剤の効果


医薬部外品の育毛剤には、毛母細胞の分裂・増殖を促す効果、血行を促進する効果を併せ持っている製品が多く見られます。
毛母細胞の分裂・増殖を促すメカニズムは、育毛剤に配合されている有効成分によって様々です。
血行促進効果のある成分としては、センブリエキス、ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)などが代表的です。


育毛剤の使用方法


育毛剤は、1日1〜2回、頭皮(地肌)に塗布してなじませるように使用するのが一般的です。洗髪後と朝ヘアスタイルを整える前がおすすめのタイミングです。

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頭皮をマッサージ


頭皮の血流量と髪質


20代~60代の女性において、頭皮(地肌)の血流が良いと、髪のハリ・コシが高い傾向があります。また、50代以上の女性は、髪が細くなり薄毛が目立つこともあるのですが、血流が良い方が髪が太い傾向です。

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頭皮マッサージによる育毛効果


毎日1~3分の頭皮マッサージを3回、6ヵ月間行った実験により、次のような効果を検証しました。
長期間頭皮マッサージを続けると効果が期待できます。

  • 頭皮の血流量が上昇
  • 髪のハリ・コシ、本数が増加
  • 花王調べ(プレスリリース2011.12月、J.Soc.Cosmet.Chm.Jpn. Vol.48, No.2 2014掲載、Fragrance Journal 2012.10月号掲載)
  • マッサージの条件
    「頭皮をほぐす、押す、さする、引き上げる、軽くたたく」の一連のマッサージを朝、入浴時、就寝前の1日3回、毎日6ヶ月実施。
    朝と就寝前は手によるマッサージ、入浴時は市販のマッサージブラシを使用しマッサージを実施。
    左右どちらかのみマッサージを行った人:9名
    マッサージを行わない人:15名

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頭皮マッサージ方法


腕をマッサージする場合は、強くこする方法が最も血行を良くするのに効果的ですが、頭皮の場合はいくつかのマッサージ方法を組み合わせることで効果が高まります。

  • 揉みほぐす(揉捻法)
  • 強く押して離す
    指先で強く押して、離したときに血行が良くなります。
    ツボがある頭の中央部分に行うとよいでしょう。

マッサージ用のブラシなどの器具の中には、手指の力がなくてもマッサージ効果が発揮されるよう設計されているものがあり、短時間で血流量を上げやすいという利点があります。


おすすめの頭皮マッサージ手順


1. 頭皮全体を揉みほぐす

5本の指先で頭皮をつかむように置き、指先の位置を動かさずに頭皮を押した状態で、手で3回ほど円を描くようにして揉みほぐします。
左右の耳の上からはじめ、指の位置を変えて頭の中心に向かって、さらに指の位置を前後に変えて、頭全体を揉みほぐします。

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2. 頭頂部のツボ押し

両手指先で、頭中央の「気持ちいい」と感じる部分を1ヶ所につき3秒押して離します。 (深呼吸して息を吐きながら押すとリラックスできます)

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