• トピックス
  • サステナビリティ

2021年10月19日

EU内で包装容器の分別高度化やリサイクル率向上をめざす
イニシアチブに参画

画像

花王は、EUにおいて、資源の分別回収と再利用の高度化・効率化をサポートするために、HolyGrail 2.0イニシアチブに参加しました。HolyGrail 2.0は、欧州ブランド協会とAlliance to End Plastic Waste(アライアンス・トゥ・エンド・プラスチック・ウェイスト)が推進するサプライチェーン間のイニシアチブです。2016年から2019年までにエレン・マッカーサー財団が推進していたHolyGrail 1.0を引き継いでいます。

HolyGrail 2.0では、電子透かしを利用し、分別回収率を向上させ、資源循環をめざします。電子透かしは、包装容器の表面に切手サイズの目には見えないコードを施し、それを高解像度カメラによって読み取る技術のことで、材質を正確に特定し、廃棄物をより高度に分別することができるため、高純度な再生品を得るのに適したリサイクルプロセスを構築することができます。コペンハーゲンを中心にプロトタイプを用いた実証実験が実施され、これが成功した後には、生活者が電子透かし入りの包装容器製品を購入できる商用試験の段階に入る予定です。

米州・EMEAのコンシューマー事業 サステナビリティディレクターのニコラ・ビュエルレは、「生活者がより持続可能な生活を実現するためには、さまざまな産業におけるパートナーと連携し、製品や包装容器のサステナビリティを担保した廃棄方法を理解し合うことが不可欠です。HolyGrail 2.0を通じて、130以上の参加企業と共に、真の資源循環型社会の実現に向けて、分別回収率の向上、高度なリサイクルをめざします」とコメントしています。

HolyGrail 2.0イニシアチブへの参加は、花王のESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」(キレイライフスタイルプラン)の重点取り組みテーマ「ごみゼロ」に貢献する活動です。

HolyGrail 2.0イニシアチブに関する詳細は、以下ウェブサイト(英語)を参照ください。

Page Top