商品開発~生産~発売後の品質保証活動

商品開発段階

開発・商品化段階では、処方設計、包装容器設計、原材料選定等に関して、安全性、機能・性能、保存安定性、防腐・防黴性、法規適合性などを各部門で検討していきます。それとともに、消費者対応部門を含む関連部門が参画する各種検討会 (安全性評価会、防腐防黴検討会、容器検討会など) を設定し、お客さまが「知る」「選ぶ」「買う」「持ち帰る」「使う」「保管する」「廃棄」「つめかえる」といった、あらゆる段階での実態を想定しながら、消費者起点での総合的な評価・確認を行なっています。さらに、種々の条件での実使用テストや消費者モニター評価を積み重ねた後、最終的に品質向上検討会で総合評価を行ない、商品仕様を決定します。

生産段階

商品仕様が決定すると、生産技術開発を行ないながら試作を繰り返した後、「ゼロバッチ」と名づけている実際の製造設備を用いた最終商品仕様での生産を行ないます。このゼロバッチで生産した商品については、研究開発部門や生産技術部門での品質確認はもちろん、消費者・顧客にとって本当に価値のある商品として完成しているかを、すべての関連部門が徹底的に評価・確認し、問題がないことが確認できれば、本生産を開始します。

発売後の品質向上活動

発売後は、消費者対応部門に寄せられるご指摘・お問い合わせなどを全部門が日々花王エコーシステム (消費者相談情報システム) を活用しながら、品質向上活動を継続しています。

品質保証フロー

品質保証活動の流れ。左から右へ探索開発段階、商品化段階、生産段階、発売後のフォロー段階で行われている品質確認の仕組みが図式化されています。

原材料から生産、出荷、物流まで、商品の品質に関する追跡ができるトレーサビリティシステムを構築しています。また、製品に使用している原料や成分について、品質、安全性、法規制などを総合的に管理する化学物質総合管理システムを導入しています。

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