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2022年10月14日

若手芸術家育成支援 ― 「第20回東京音楽コンクール」を主催

花王は、メセナ活動支援の一環として、東京文化会館が2003年に開始した「東京音楽コンクール」を支援しています。
このコンクールは、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京文化会館、読売新聞社、花王株式会社、東京都の四者が主催し、芸術家としての自立をめざす可能性に富んだ新人音楽家を発掘し、育成・支援を行なうことを目的としています。
本選においては、出場者がオーケストラと共演するほか、聴衆の投票により、最も多くの票を獲得した出場者に「聴衆賞」が贈られます。さらに、現役演奏家を中心とした審査体制、入賞後の出演機会の提供やリサイタル支援など、手厚いサポート体制を用意している点で、ほかに類を見ない日本を代表するコンクールです。
また、出場者の国籍・居住地を問わず海外にも門戸を広げ、国際色豊かに、質の高い音楽家を発掘する機会につなげています。

2022年度実施報告

2022年度は、4月にピアノ、金管、声楽の3部門の応募受付けを行ない、3部門を合わせた応募総数は445名でした。昨年度に引き続きコロナ禍での実施となりましたが、感染対策を講じながら、第一次予選、第二次予選を経て、8月26日から30日にかけて本選が行なわれ、各部門の入賞者が決定しました。会場となった東京文化会館には、この日を心待ちにされていた多くの方にご来場いただきました。

入賞者

※敬称略

ピアノ部門 本選結果

【第1位】
中島 英寿(ピアノ)
【第2位】
藤平 実来(ピアノ)
【第3位】
吉原 清香(ピアノ)
【入賞】
角野 未来(ピアノ)
【聴衆賞】
中島 英寿(ピアノ)

第20回 ピアノ部門表彰式
写真:堀田 力丸 写真提供:東京文化会館

ピアノ部門1位 中島 英寿さん

金管部門 本選結果

【第1位】
吉田 智就(ホルン)
河内 桂海(トランペット)
【第2位】
該当者なし
【第3位】
白井 翼(テューバ)
【入賞】
葛西 亮(ホルン)
【聴衆賞】
白井 翼(テューバ)

金管部門1位 吉田 智就さん

金管部門1位 河内 桂海さん

声楽部門 本選結果

【第1位】
池内 響(バリトン)
【第2位】
前川 健生(テノール)
【第3位】
黒田 祐貴(バリトン)
川越 未晴(ソプラノ)
【聴衆賞】
池内 響(バリトン)

※同位に複数名いる場合は演奏順です。

声楽部門1位 池内 響さん

審査員

※敬称略

ピアノ部門

東 誠三、岡田 博美、田部 京子、野平 一郎* 、若林 顕、シン・スジョン(元ソウル大学音楽学部長)、ボリス・ペトルシャンスキー(イモラ国際ピアノアカデミー教授)

金管部門

池田 幸広、小田桐 寛之、栗田 雅勝、佐藤 和彦、津堅 直弘* 、栃本 浩規、松﨑 裕、森 博文、ヨウコ・ハルヤンネ(フィンランド放送交響楽団首席奏者)

声楽部門

市原 多朗、伊原 直子、大倉 由紀枝、大島 幾雄* 、久保田 真澄、高橋 薫子、永井 和子、堀内 康雄、彌勒 忠史、吉田 浩之、ヴィンチェンツォ・デ・ヴィーヴォ(元サン・カルロ劇場芸術監督)

部門共通

国塩 哲紀(東京都交響楽団芸術主幹)

コンクール顧問

堤 剛(チェリスト、サントリーホール館長)
フィリップ・マヌリ(作曲家) ※審査には加わりません。

総合審査員長

野平 一平(作曲家、東京文化会館音楽監督)

  • * 部門審査員長

「優勝者コンサート」を開催予定

入賞者には東京文化会館が主催する事業等への出演が予定されています。
2023年1月9日(月・祝)には、2022年度の各部門の第1位および最高位の入賞者が、東京文化会館が主催する「優勝者コンサート」において、東京フィルハーモニー交響楽団と共演します。
若き音楽家の熱演にご期待いただき、ぜひ会場で温かい声援をお願いいたします。

公演情報の詳細

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