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2021年10月18日

若手芸術家育成支援 ― 「第19回東京音楽コンクール」を主催

花王では、メセナ活動支援の一環として、東京文化会館が2003年から開始した「東京音楽コンクール」を支援しています。
このコンクールは、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京文化会館、読売新聞社、花王株式会社、東京都の四者が主催し、芸術家としての自立をめざす可能性に富んだ新人音楽家を発掘し、育成・支援を行なうことを目的として実施するコンクールです。
このコンクールの特徴は、本選においてオーケストラと共演するほか、聴衆の投票により、最も多い票を得た出場者に「聴衆賞」が贈られます。さらに、現役演奏家を中心とした審査体制、入賞後の出演機会の提供やリサイタル支援など、手厚いサポート体制を用意している点で、ほかに類を見ない日本を代表するコンクールです。
また、出場者の国籍・居住地を不問として、海外にも門戸を広げて、国際色豊かに、質の高い音楽家の発掘の機会につなげています。

2021年度実施報告

2021年度は、4月に弦楽、木管、声楽の3部門の応募受付けを行ない、3部門を合わせた応募総数は423名でした。昨年度に引き続きコロナ禍での実施となりましたが、感染対策を講じながら、第一次予選、第二次予選を経て、8月27日から31日にかけて本選が行なわれ、各部門の入賞者が決定しました。会場となった東京文化会館では、感染防止の観点から定員数の半分の入場制限を行ないましたが、多くの方にご来場いただきました。

入賞者

※敬称略

弦楽部門 本選結果

【第1位】
福田 麻子(ヴァイオリン)
【第2位】
橘和 美優(ヴァイオリン)
【第3位】
下川 朗(コントラバス)
【入選】
西田 翔(チェロ)
【聴衆賞】
橘和 美優(ヴァイオリン)

木管部門 本選結果

【第1位】
該当者なし
【第2位】
亀居 優斗(クラリネット)
【第3位】
保崎 佑(ファゴット)
【入賞】
榎 かぐや(オーボエ)
保坂 静伶奈(オーボエ)
【聴衆賞】
亀居 優斗(クラリネット)

声楽部門 本選結果

【第1位】
梶田 真未(ソプラノ)
【第2位】
花房 英里子(メゾソプラノ)
【第3位】
奥秋 大樹(バス)
【入選】
七澤 結(ソプラノ)
中須 美喜(ソプラノ)
【聴衆賞】
花房 英里子(メゾソプラノ)

審査員

※敬称略

【弦楽部門】

安藤 裕子、市坪 俊彦、大谷 康子* 、ルドヴィート・カンタ、苅田 雅治、竹田 勉、藤原 浜雄、星 秀樹、ミヒャエル・ヴァイマン(ケルン音楽大学教授)

【木管部門】

甲藤 さち、工藤 重典、四戸 世紀、辻 功、松本 健司、水谷 上総、宮本 文昭* 、吉田 將、ロマン・ギュイヨ(ジュネーヴ音楽院教授、ヨーロッパ室内管弦楽団首席奏者)

【声楽部門】

市原 多朗、伊原 直子、大倉 由紀枝、大島 幾雄* 、久保田 真澄、高橋 薫子、永井 和子、堀内 康雄、彌勒 忠史、吉田 浩之、ヴィンチェンツォ・デ・ヴィーヴォ(元サン・カルロ劇場芸術監督)

【部門共通】

国塩 哲紀(東京都交響楽団芸術主幹)

【コンクール顧問】

堤 剛(チェリスト、サントリーホール館長)、ジョージ・レンドヴァイ(ハンガリー マーヴ交響楽団CEO)

  • * 部門審査員長

※第二次予選より出席を予定していた海外からの審査員は、新型コロナウイルス感染症の影響により、残念ながら出席できませんでした。

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第19回 弦楽部門表彰式
写真:堀田 力丸 写真提供:東京文化会館

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弦楽部門1位 福田 麻子さん

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声楽部門1位 梶田 真未さん

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木管部門2位 亀居 優斗さん

「優勝者コンサート」を開催予定

入賞者には東京文化会館主催事業等への出演機会が予定されています。2022年1月10(月・祝)には、2021年度の各部門の第1位および最高位の入賞者が、東京文化会館の主催で開催される「優勝者&最高位入賞者コンサート」において、読売日本交響楽団と共演します。
若き音楽家の熱演にご期待いただき、ぜひ会場で温かい声援を送ってください。

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