2021年09月03日
花王は、高校生の理科教育の質の向上に貢献するため、「高校生科学技術チャレンジ(JSEC)」(主催:朝日新聞社、テレビ朝日)に協賛し、毎年優れた作品に花王賞、花王特別奨励賞を贈呈しています。
2005年の第3回から協賛を始め、2016年からは、特別協賛社として、さらに注力して支援を行なっています。
「JSEC2020」で花王賞を受賞した静岡理工科大学静岡北高等学校と、花王特別奨励賞を受賞したノートルダム清心学園清心女子高等学校、および甲南高等学校の3校の皆さんと、花王の社員、朝日新聞社の方々など総勢71名が参加して、「研究交流会」をオンラインで開催しました。
はじめに、花王の研究員から花王の技術開発を紹介し、受賞校の皆さんからは、受賞した研究内容をそれぞれご発表いただきました。受賞校の皆さんが、花王の社員からの質問に真摯に答える姿から、これまで研究に注いできた情熱や努力がひしひしと伝わってきました。
さらに、今年は新たな取り組みとして、花王エコラボミュージアムのオンライン見学を実施し、花王の環境に配慮したモノづくりと先端のエコ技術を紹介しました。そして、進路選択の参考にと、若手の研究員から、自身の学生時代の悩みや現在の仕事内容を紹介し、受賞校の皆さんと意見交換を行ないました。
受賞校の皆さんからは「研究をさらに発展・飛躍させていくためのアドバイスをいただけて、とても勉強になった。」「最前線で研究している方々から自分が持っていない視点で意見をいただき本当にありがたかった。」などの声をいただきました。
花王の社員からは「普段聞けない学生さんの考え方を聞くことができた。研究者として忘れがちな真理を追い求める気概のようなものを改めて感じさせてもらえた」「自分たちの身の回りの課題を、素直に研究に結び付けて鋭い視点で深堀し、実験された様子がすごく伝わった」など、受賞校の皆さんの優れた研究に対して、称賛の声が寄せられました。
花王は科学技術でよりよい未来に貢献するため、これからも若い研究者の育成を応援していきます。
※静岡理工科大学静岡高等学校の皆さんは、今年の5月、JSECの上位受賞者が出場できるISEF(国際学生科学技術フェア)*1 で、エジソン・インターナショナル賞*2 1等賞を受賞しました。