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2021年05月17日

花王ハートポケット倶楽部「2020年度和歌山地区地域助成」の交流会を実施

花王グループ社員による寄付組織の「花王ハートポケット倶楽部」では、花王の事業場がある栃木、和歌山、茨城の3つの地区で、地域の中間支援団体と協働で地域助成を実施しています。これは、この地域で活動するNPO、NGO、市民団体への助成を行ない、活動を応援することで、よりよい地域社会づくりへ寄与しようとするものです。
助成先の決定においては、社員が応援したい活動に投票して決定しています。投票を通じて、事業場がある地域の課題に、全国の社員が目を向ける機会となっています。

2020年度は7団体に助成を決定

和歌山地区地域助成は、特定非営利活動法人わかやまNPOセンターが運営する、和歌山県地域貢献活動応援基金「わかやまいきいきファンド」の冠助成として、2008年から開始しています。これまでに、のべ22団体の助成を実施してきました。
現在、支援事業として、活動開始から2年以内でこれから活動を充実させたい団体を支援する「スタートアップ支援」と、地域で主体的に活動を継続してきた団体を支援する「パワーアップ支援」の2つの支援を行なっています。和歌山県全域の、すべての分野で活動するNPO団体や市民活動団体から、和歌山を元気にする活動へ、今まで95件の助成を実施してきました。

2020年度は、2020年9月から募集を受け付け、第一次選考の書類選考と第二次選考の社員投票を経て、「スタートアップ支援」4団体、「パワーアップ支援」3団体への助成が決定しました。
この決定を受けて、2021年3月23日に、2020年度の助成団体との交流会をオンラインで開催しました。また、当日は、新型コロナウイルスの影響で昨年交流会の実施が叶わなかった2019年度の助成団体の皆さまにもご参加いただき、助成事業の活動報告を行なっていただきました。

交流会では、まず各団体から活動の紹介をしていただき、その後、皆さまと交流の機会をもちました。
2019年度の助成団体の皆さまからは、日頃の活動の様子に加え、新型コロナウイルスの影響を受けながらも、試行錯誤しながら活動を変化させ、継続して取り組まれていることが伝わるご報告をいただきました。続いて2020年の助成団体の皆さまからは、社会課題の解決に向けた取り組みと、助成事業に対する想い等をご発表いただきました。
参加者同士の意見交換では、活動が行き詰まった際の対応について、「思い描いていた通りに進むことの方が少ない中で、ひとつひとつの活動を見つめ直し、対象者の方々が喜んでいるかを一番に考えています。反省点は前向きにとらえて、次に活かしていくように取り組んでいます。」「その時々によって活動のスピードは違うため、焦らず、少しでも前進していたら良いというスタンスも大切だと思います。」など、各団体の培ってきた経験談を交えながらお話いただき、お互いに学びがある時間となりました。

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助成団体による活動のご紹介(発表者:「ブーメランバッグわかやま」の貴志さん)

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交流会では、助成団体による活動のご紹介後、意見交換を実施

今後も活動の支援を通じて、花王の事業場がある地域と、よりよい関係を構築してまいります。

2019年度助成先

【パワーアップ助成】
絵本よむよむ(東牟婁郡)
一般社団法人ソーシャルケアセンター(和歌山市)
一般社団法人和歌山県認知症支援協会(和歌山市)

【スタートアップ助成】
おのみなとこども食堂の会(和歌山市)
fuku fuku 312(和歌山市)
特定非営利活動法人さんくすまいるTEAMわかやま(和歌山市)
一般社団法人メンタルウェルビーイングパートナーズ(和歌山市)

2020年度助成先

【パワーアップ助成】
おのみなとこども食堂の会(和歌山市)
和歌山県中途失聴・難聴者協会(和歌山市)
特定非営利活動法人自然回復を試みる会・ビオトープ孟子(海南市)

【スタートアップ助成】
里親ソーシャルワーカー連絡会Amo(和歌山市)
ブーメランバッグ和歌山(和歌山市)
一般社団法人はしっ子えがおサポート(橋本市)
特定非営利活動法人チョイお手伝い(和歌山市)

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