• 社会貢献の取り組みトピックス

2018年10月18日

ベトナムで衛生環境の改善をめざす「学校衛生プロジェクト」を支援

~ディエンビエン省へ支援を拡大~

花王は、ユニセフ(UNICEF:国連児童基金)がベトナムにおいて実施する衛生環境の改善をめざす取り組み「学校衛生プロジェクト」を2016年1月より支援しています。事業展開国のひとつであるベトナムにおいて、花王の事業にも関連の深い「水と衛生」というグローバルな社会課題の解決をめざし、アンザン省からこの活動の支援を開始しました。その成果を受け、今年からディエンビエン省へ活動を拡大しています。


ベトナムは、都市部の経済発展が著しい一方で、山間部や農村部、少数民族が多い地域では格差が大きく、衛生環境が整っていないことによる慢性の下痢疾患などが原因で、5歳未満の乳幼児の死亡率は依然として高い状況にあります(世界子供白書2017)。

このプロジェクトでは、特に支援が届きにくい遠隔地の小学校・幼稚園60校を対象に、トイレや手洗い場などの衛生設備を備えるとともに、3万5千人の子どもたちに手洗いの大切さなどの衛生に関する知識を伝えています。また、子どもたちや住民の衛生習慣を推進する、教員やボランティア指導員などの育成も行なっており、学校を起点とし、家庭やコミュニティにも衛生習慣が広がっていくことをめざし活動を進めています。

2016年より支援しているアンザン省では、学校の衛生環境の改善や子どもたちの衛生意識が向上したことがきっかけで、家庭でもトイレの設置が進み、衛生習慣が根づき始めています。これまでに140の村で屋外排泄の根絶が達成されるなど、一定の成果が得られました。
そして今年から新たな支援地域として、山間部に位置しラオスと国境を接するディエンビエン省での活動の支援を拡大しています。ディエンビエン省の活動でも、学校から家庭、コミュニティへの波及効果を期待しています。
ベトナムの行政も、学校や地域の衛生環境改善を重視しており、現在ユニセフと取り組んでいるこのプロジェクトに対し、高い期待を寄せています。

また「学校衛生プロジェクト」以外にも、今までの知見を活かしてベトナムにおける清潔・衛生習慣の定着に貢献するため、「衛生管理リーダー育成プログラム」「衛生奨学金制度」などを開始します。

花王グループは、今後も花王らしいESG(環境、社会、ガバナンス)活動をグローバルに展開し、世界の人々の喜びと満足のある豊かな生活文化を実現するとともに、社会のサステナビリティ(持続可能性)の貢献に取り組んでまいります。

きれいになった手を喜ぶ子どもたち

活動期間

2016年より5年間

対象地域

ベトナム アンザン省、ディエンビエン省 他

取り組み内容

学校における衛生設備の状況調査、衛生設備の改善、学校での衛生教育ツール開発、教員やコミュニティリーダーへのトレーニング、子どもたちによる衛生促進活動の実施

ユニセフ、ユニセフ・ベトナム事務所、日本ユニセフ協会について

ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。
現在150以上の国と地域で保健、栄養、水と衛生、教育、子どもの保護、緊急支援など幅広い支援活動を実施しています。支援活動は各国や地域におかれたユニセフの現地事務所がその国の政府と協力しながら実施され、ユニセフ・ベトナム事務所は、ベトナムにおけるユニセフの支援活動のすべてを管轄します。
ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています。公益財団法人日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。

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