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2017年11月08日

南三陸町で、現地見学と農業ボランティア体験 第4弾を実施

花王では「心のケア」と「自立的復興(産業復興)支援」を2つの柱として、東日本大震災の復興支援を行なっています。
10月7日(土)~8日(日)の2日間にわたり、花王グループ社員19名が宮城県南三陸町を訪れ、現地の見学と地元の復興リーダーのもとでの農業ボランティアを実施しました。2015年5月の第1回から今回で4回目の実施となり、これまでにのべ95名が南三陸町を訪れました。この活動は、継続して支援したいという思いに加え、社員自らが体験を通じて、さまざまな気づきや学びを得る貴重な機会として企画しています。

現地に自ら足を運ぶことでの気づき

当日は、あいにくの雨模様でしたが、花王グループの研究、マーケティング、販売など、幅広い部門から集まった社員たちが、仙台からバスで南三陸町へ向かいました。

南三陸町では、志津川湾の南に位置する戸倉地区で多くの住民の方が避難した高台にある五十鈴神社、残った鉄骨が津波被害の大きさを伝える防災対策庁舎や高野会館、発災の当日多くの住民の方が避難した志津川中学校など、今も残る被災の様子を見学しました。
また、昨年よりも嵩上げが進んでいる状況や南三陸町の震災復興計画、この4月に仮設店舗から高台へ移転した「南三陸町さんさん商店街」を訪れ、昨年と比べて、復興の進捗の様子を見ることができました。

その後午後から翌日の午前中にかけては、小野花匠園さんで農業ボランティアを行ないました。農家は家族経営が多い中、社長の小野さんは、大震災後、雇用の創出が重要だと考え、事業を株式会社化し、新しい流通形態にもチャレンジするなど、さまざまなイノベーションを起こしてきたリーダーです。まずその取り組みや思いについてお話をうかがい、そのあとに菊畑で農作業を行ないました。「自立した農業」「強い農業」の実現に向け、チャレンジし続ける小野社長の前向きな姿勢から、多くの気づきや学びを得ることができました。

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住民の方が避難した20mの高台にある五十鈴神社の鳥居前で

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菊畑で協力してマルチ剥がし作業をする社員

社員たちは「現地に足を運ばなければ感じられないことがたくさんあり、非常に良い経験になった」 「どんな形で東北支援ができるのかを常に考え、皆さんと共にあり続けるように暮らしていきたい」など、現地で体験することの大切さについて語るとともに、南三陸町のファンになって帰りました。
東北でイノベーションを起こしている復興リーダーのもとへ継続的に訪れることで交流も深まり、多くの社員の学びやモチベーションにつながっています。

これからも花王は、さまざまな形で東北の復興に寄り添ってまいります。

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