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2017年07月21日

東北復興支援「おたがいからだづくりサポーター」養成講座の取り組みを専門家に広く発信

―日本老年社会科学会にてランチョンセミナー開催―

花王では、健康に関わる研究知見を生かして、昨年5月より石巻専修大学と協力し、一般社団法人りぷらすが実施している「おたがいからだづくりサポーター(以下、おたからサポーター)」養成講座の支援を行なっています。この講座は、東日本大震災後、宮城県石巻市において、地域高齢者が自ら学び、介護予防や健康促進の担い手となることをめざして、りぷらすが実施しているものです。今回、より多くの専門家にこの活動について知っていただこうと、6月16日に名古屋国際会議場で行なわれた第59回日本老年社会科学会にてランチョンセミナーを開催いたしました。

「地域高齢者がお互いに健康を支え合う活動」の効果検証をめざして

花王では、若手研究員が養成講座で行なわれる「メタボ」や「ロコモ」関連セミナーの講師を担当したり、内臓脂肪測定器や歩行解析システムを提供し、受講者の健康状態を定期的に測定することで、この活動の効果検証について、取り組んできました。

当日のランチョンセミナーでは、老年社会科学をはじめとする老年医学、老年看護、ケアマネジメントに関わる約200名の専門家が参加のもと、「被災地高齢者におけるレジリエンスに向けた健康づくり~地域ネットワークとITツールの活用~」と題し、はじめに、一般社団法人りぷらす代表理事の橋本さんより「コミュニティーヘルス事業(おたからサポーター養成講座)」について、続いて、石巻専修大学の山内教授より「被災高齢者の震災前後の心身の変化」について発表いただきました。

発表内容については、大会長の鈴木隆雄先生並びに座長の東京都健康長寿医療センター研究所藤原佳典研究部長、そして来場者からも、法人、学、民による今回の地道な取り組みについて、高い評価をいただきました。

花王では、本年度も引き続き、「おたからサポーター」養成講座に協力していきます。

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発表されるりぷらすの橋本さん(左)と石巻専修大学の山内教授(右)

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満席で大盛況のランチョンセミナー会場

※活動の動画がご覧いただけます。
「花王が石巻市で地域の健康を住民で支え合う仕組みづくりに協力」

(社会貢献トピックス「花王グループ東日本大震災復興支援 2016年度の活動報告」へリンクします。)

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