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2015年07月13日

「東日本グリーン復興モニタリングプロジェクト」に社員が参加

花王グループでは、2010年より毎年、社員を対象とした環境プログラムを開催しています。
今年も昨年に引き続き、東日本大震災で被災した東北の干潟・田んぼでの生物多様性調査にボランティアとして参加する「東日本グリーン復興モニタリングプロジェクト」(認定NPO法人アースウォッチ・ジャパン主催)に、5月から8月にかけて社員10名が参加しています。

津波による、干潟や田んぼへの影響を調査

干潟での調査の様子

干潟での調査の様子

このプロジェクトの調査地は、東日本大震災で津波の被害を受けた干潟や田んぼです。参加するボランティアの皆さんは、モニタリング調査・研究を行なっている東北大学の教授たちの研究のサポートをします。被災前のデータ等と比較することで、津波がどれほどの影響を及ぼしたか、また震災から5年目となる現在、環境が変化していく中で生態系がどのように回復していくかを記録します。この調査で得られたデータは、被災地域の生態系や希少種の保全等のために役立てられます。

田んぼでの調査の様子

田んぼでの調査の様子

参加した社員からは、
「研究者の方からの調査の意義に関する説明から、今回の調査結果が、生物への津波の影響、生態系再生の状況把握などの貴重なデータの一つとして、東日本復興に強く繋がっていることを実感し、高いモチベーションを持って作業をすることができました」
「被災地の環境を見渡す・生き物をとる・観察するなど、被災地の自然と五感を使ってじっくり向き合えたことが新鮮でした。また地元の方と交流することもでき、当時の様子をうかがうことができました。自然との交流だけでなく、人との交流を通して、自分自身を見直すきっかけになったと感じています」
などの声が寄せられています。

今後も、被災地の復興の一助となるよう、多様な視点で活動を継続してまいります。

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