発表資料: 2023年03月29日

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花王と三井住友銀行が持続可能な社会の実現に向けてサステナビリティ・リンク・ローンを締結

花王株式会社(社長・長谷部佳宏)と株式会社三井住友銀行(頭取CEO・髙島誠)は、持続可能な社会の実現に向けて花王が取り組む活動の目標(サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット、以下「SPTs」)の達成状況に応じて、三井住友銀行の貸出条件が変動する、サステナビリティ・リンク・ローンの契約を2023年3月27日に締結しました。
本ローンを通じて、三井住友銀行は環境的・社会的に持続可能な経済活動および経済成長の促進と支援をめざし、花王は資本効率を高めて社会課題の解決に取り組むことで、持続可能な社会への貢献と事業の発展の両立による企業価値向上をめざします。

花王グループの取り組み

花王グループは、「豊かな共生世界の実現」をパーパスに、2019年にESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」(キレイライフスタイルプラン)を策定し、2021年より「未来のいのちを守る~Sustainability as the only path」をビジョンに掲げ、持続可能な社会に欠かせない企業になることをめざした中期経営計画「K25」に取り組んでいます。
これらの活動により、花王は2022年、3年連続でCDP*1 から「気候変動」「フォレスト」「水セキュリティ」の分野で最高評価を獲得しています。「気候変動」については、脱炭素社会の実現に向けて、2040年までにカーボンゼロ、2050年までにカーボンネガティブ達成の目標を策定し、「フォレスト」分野では小規模パーム農園支援プログラムによる森林破壊の抑制、「水セキュリティ」に関しては、ステークホルダーと連携した節水活動や持続可能な水循環社会の実現をめざした業務提携など、バリューチェーン全体で課題に取り組んでいます。
「気候変動」「フォレスト」「水セキュリティ」のすべての分野で最高評価である「Aリスト企業」に選定されたトリプルA企業は、CDP*1 質問書への回答をもとに評価された10,000社以上の中から、12社(日本企業では1社のみ)でした。CDP*1 は環境問題に対するリーダーシップの水準を引き上げており、今後も高い評価を得るためには、活動のレベルを継続的に引き上げる必要があります。花王は今後も最低でもSPTsとして設定したスコアA2つ以上を維持し、引き続きすべての分野で最高評価の獲得をめざします。

SMBCグループの取り組み

SMBCグループでは2021年7月27日に「SMBC Group GREEN Innovator」のコンセプトを公表し、社会のサステナビリティをお客さまとともに実現するためのサービス・商品の提供に一層注力しています。また、三井住友銀行では、お客さまのサステナビリティ経営に向けたソリューションの提供や対話を行い、持続可能な社会及び市場の形成にも一層貢献を行っていきます。

当該ローンの概要

契約締結日

2023年3月27日

実行日

2023年3月29日

サステナビリティ・コーディネーター*2

三井住友銀行

契約期間

4年

貸出条件

SPTs達成状況に応じて金利が変動

SPTs

CDP*1 気候変動/フォレスト/水セキュリティの最低でもスコアA2つ以上

  • * 1 CDP:2000年にロンドンで設立された非政府組織(NGO)で、気候変動、水セキュリティ、森林減少リスク等の分野における企業や自治体のグローバルな情報開示基盤を提供しており、収集した情報は投資家や企業、各国政府に活用されています。
  • * 2 サステナビリティ・コーディネーター:サステナビリティ・リンク・ローン組成・設計にあたって、借り手のSPTs設定等の支援を行う機関。

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