~生物多様性支援プログラム~
花王株式会社(社長・澤田道隆)は、2018年3月1日より、第15回(2018年度)「花王・教員フェローシップ」の参加者を募集いたします。
「花王・教員フェローシップ」は、小学校・中学校の教員を対象にしたプログラムで、夏休み期間に1~2週間程度、生物多様性保全に向けた海外の野外調査研究にボランティアとして参加する機会を提供するものです。参加した教員の方々に、自らの体験や感動を、学校や地域での環境教育の現場で活かしてもらうことを目的としています。また、参加者同士のネットワークづくりや科学的な調査技法の習得、異文化交流、多様性の理解など、プログラムを通じて得たさまざまな経験を、児童や生徒、教員同士、地域社会に広く伝えていただくことを期待しています。今年は、バハマでのウミガメの調査、南アフリカでのサイに関する調査など、5つのプロジェクトへの参加者を募集いたします。
「花王・教員フェローシップ」は2004年にスタートし、これまでに世界各地で実施されたのべ75のプロジェクトに148名の教員の方々が参加しました。なお、本プログラムは、認定特定非営利活動法人アースウォッチ・ジャパンと協働で実施しているもので、アースウォッチ・ジャパンがプロジェクトを選定し、花王が支援しています。
花王は、よりよい環境を次の世代に引き継いでいきたいという想いから、「次世代を育む環境づくりと人づくり」をテーマに社会貢献活動に取り組んでいます。今後も社会のサステナビリティに向けて、さまざまなステークホルダーと連携した活動を推進してまいります。
●調査や活動そのものだけでなく、そこによせる思いや価値を認めること、地道な活動の積み重ねの大切さを伝えていきたい。(東京都小学校教諭)
●地球上で起こるさまざまな現象を、体験や観察を通してより深く理解し、地球の素晴らしさを伝えていきたいと思うようになった。(東京都中学校教諭)
●他者を受容する姿勢、違いを認め、それらを生かして生活することの大切さを伝えていきたい。(兵庫県中学校教諭)
2017年の現地野外調査の様子 (「 」内はプロジェクト名)
「モンゴル大草原の野生生物」
2017年の現地野外調査の様子 (「 」内はプロジェクト名)
「アドリア海のイルカ追跡調査」
昨年の報告会の様子はこちらからご覧いただけます。
【実施プロジェクト一覧】
野外調査プロジェクト名 | 調査地 | 期間 |
---|---|---|
スコットランドのハイランド地方をオオカミとクマに返せるか | イギリス | 2018年8月4日~8月11日(8日間) |
アラスカのラッコと海草 | 米国 | 2018年8月7日~16日(10日間) |
南アフリカの絶滅危惧種サイの保護 | 南アフリカ | 2018年8月9日~20日(12日間) |
モンタナ州の気候変動がハックルベリーとハイイログマに与える影響 | 米国 | 2018年8月10日~16日(7日間) |
バハマでウミガメを追跡 | バハマ | 2018年8月11日~19日(9日間) |
【支援内容】
・野外調査プロジェクトの研究分担金約30万円(調査期間中の食費・宿泊代・移動費等を含む)
・参加にかかる費用の補助10万円(渡航費、装備品費用等 使途自由)
【対象者・募集人数】
小学校、中学校の教員10名(各2名/5プロジェクト)を公募、選考委員会にて決定
【スケジュール】
3月1日~4月10日 | 応募受付期間 |
5月上旬 | 選考委員会 【選考委員】 <委員長> ・石田 秀輝(東北大学 名誉教授) <委員> ・今井 通子(登山家) ・浦辺 徹郎(アースウォッチ・ジャパン理事長) ・石渡 明美(花王株式会社 執行役員 コーポレートコミュニケーション部門統括) |
8月 | プロジェクト実施 |
10月下旬(予定) | プロジェクト参加報告会(東京) |
※プログラムの詳細は、添付の「花王・教員フェローシップ」2018年度募集要項をご覧ください。
花王株式会社 広報部
※この資料は、重工記者クラブ、文部科学記者会、環境省記者クラブへ配布しています。
※社外への発表資料を原文のまま掲載しています。