発表資料: 2020年11月20日

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<皮脂RNAモニタリング技術>
皮脂RNAモニタリング技術を応用した美容カウンセリングサービスのテスト運用を開始

花王株式会社(社長・澤田道隆)は、皮脂に人のRNA(リボ核酸)が存在することを発見し、そのRNAを網羅的に解析する独自技術「RNAモニタリング」を構築*1 、株式会社Preferred Networksとの協働プロジェクトにより、この技術を応用した美容カウンセリングサービスの構築をめざしてきました*2 。このたび、2020年11月21日から、この美容カウンセリングサービスの一部機能のテスト運用を開始します。
今回は、花王の最新ビューティ情報を国内外に発信する中核拠点「BEAUTY BASE by Kao」(東京・銀座)内のパーソナルレッスンスタジオをご利用の方に別途、皮脂のご提供をお願いし、同意いただいた方を対象とします。ご協力いただいた方には、皮脂RNAによるモニタリング結果を後日ご自宅に郵送します(図1)*3

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図1 皮脂採取から結果郵送までの流れ

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図2 Personal Data Sheetのイメージ

専用フィルムで採取した皮脂からRNAの情報を解析し、Preferred Networksの機械学習・深層学習技術で開発された予測アルゴリズムを用いて、加齢や生活習慣の影響で変化することが知られている4項目(肌の糖化レベル、肌の紫外線ダメージの受けやすさ、体内の酸化レベル、体内のストレスレベル)を推定。自宅に郵送されるPersonal Data Sheet(図2)にはこの4項目の結果が記載されています。これまで、これらの項目を知るためには血液を採取したり紫外線を照射するなどの処置が必要でしたが、花王のRNAモニタリング技術では専用フィルムで皮脂を採取するだけという非侵襲の方法で推定することが可能になりました。
このテスト運用では、得られたデータを予測アルゴリズムの精度向上に活用するとともに、対象となった方のご意見をもとにサービスの改良を進めていく予定です。

※社外への発表資料を原文のまま掲載しています。

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