“必要なものを必要なだけ届ける” 循環型社会に貢献する「ESGよきモノづくり」を推進
花王株式会社(社長・長谷部佳宏)は、スキンケア・ヘアケア製品を中心に多品種を生産する豊橋工場に、完全自動化が可能な次世代新倉庫を建設し、工場から物流拠点や販売店へ柔軟で効率的に製品を供給できるロジスティクスをめざして、2023年3月31日より運用を開始します。
花王は、多様化するニーズに対応した特徴ある商品を必要な量だけ届けることで、資源や環境への負担が少ない、循環型社会に貢献するESG視点でのよきモノづくりに取り組んでいます。
豊橋工場では、新倉庫の完成により少量多品種に柔軟に対応した物流が可能となり、効率的な少量多品種生産への対応と自由度の高い物流機能を連携した生産・物流機能一体型拠点「豊橋コネクテッド・フレキシブル・ファクトリー」の実現と、持続可能なサプライチェーンをめざします。
新倉庫は、少量多品種製品に柔軟に対応できる設計とし、物流作業の完全自動化と、隣接する工場および物流拠点との一体運営や、トラックによる入出荷の効率化を実現する、これまでにない拠点となります。
所在地 | 愛知県豊橋市明海町4-51(豊橋工場) |
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建築面積 | 7,204m2 |
保管能力 | 120万ケース |
入出荷能力 | 各4万ケース/日 |
自動化設備 | パレット立体自動倉庫/ケース仕分け(デパレタイズ/パレタイズ)ロボット/無人搬送車(AGV)/自動運転フォークリフト |
環境対応 |
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稼働開始 | 2023年3月31日 |
花王は、多様化する生活者のニーズに柔軟に対応できるマーケティングとモノづくりに向けて、需給計画や生産・物流機能の最適化・自動化・一体運営など持続可能なサプライチェーンの構築に取り組んでいます。また、トラックドライバーの不足やEコマース市場の拡大による輸送量の増加など物流課題に対応するため、他メーカーや物流事業者、卸売業者、販売店などと広く連携してサプライチェーン情報を共有し、共同輸送など効率化を実現する共創型物流プラットフォームの構築にも取り組んでいきます。
花王グループは、「豊かな共生世界の実現」をパーパスに、2019年にESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」(キレイライフスタイルプラン)を策定し、2021年より「未来のいのちを守る~Sustainability as the only path」をビジョンに掲げた中期経営計画「K25」に取り組んでいます。
私たちは、資源や環境への負担が少ないESG視点でのよきモノづくりを推進し、人々のこころ豊かな暮らしと、持続的に発展し循環する思いやりある社会の実現に取り組んでいます。
急速に進化するデジタル技術の活用や多様なパートナーとの協働により、革新的な技術を開発し、社会の期待に応える、人と社会と地球にやさしい持続可能なサプライチェーンの構築をめざしています。