発表資料: 2022年12月06日

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人々が安心して過ごせる衛生社会の実現をめざして

花王、BtoB衛生ソリューションビジネスに参入

企業や団体の感染症対策をサポートする新会社設立

花王株式会社(社長・長谷部佳宏)は、2023年1月より、花王プロフェッショナル・サービス株式会社*1 (以下、KPS)を通じ、企業や団体の感染症対策をサポートする、BtoB衛生ソリューションの事業化を開始します。それにともない、新会社「キラリアハイジーン株式会社」(KPS100%子会社)を設立し、さらなる衛生的な社会の実現をめざしてまいります。

  • * 1 花王株式会社の業務用衛生事業を担うグループ会社

背景

花王グループは、2021年より「未来のいのちを守る~Sustainability as the only path」をビジョンに掲げた中期経営計画「K25」をスタートさせました。健康で持続可能な社会の実現に向け、ライフケア事業では、業務用衛生分野(KPS)を通じて、人々の日常生活における感染症の効果的な予防に取り組んでいます。
業務用衛生分野を担うKPSでは、これまでも、飲食店をはじめ、介護施設、病院、宿泊施設向け業務用製品の販売や、衛生管理に関わるノウハウ提案を行なうことにより、生活者が快適に安心して過ごせる環境づくりを考えてきました。2020年以降は、コロナ禍による社会の衛生意識の高まりを受けて、行政や公共施設に向けた提案をするなど、活動領域を拡大しています。
高い衛生意識が継続する中、社会の衛生を守るためには、適切な対策を講じることが重要と言えます。しかしながら、企業や施設からは、「感染リスクが高い場所が分からない」「しっかりとした対策を効率的に実践したい」といった声があがっています。
このたび花王では、花王の病原性細菌・ウイルス対策研究による高度な感染症リスクの評価・分析を行なう技術と、KPSが培ってきたプロフェッショナルな衛生管理知見の集積により、感染症対策サポートのための新たな衛生ソリューションを開発し、「Kiralia(キラリア)」ブランドとして展開いたします。そして、2023年1月より、法人に向けた衛生ソリューションビジネスをスタートさせます。事業化にあたっては、感染症対策のサポートとして、お客さまの個々のニーズに寄り添った、より専門性の高いソリューション提案ができる、新会社を設立。業務用製品の販売を担うKPSの傘下で、幅広く活動していくことをめざしています。

衛生ソリューションブランド「Kiralia(キラリア)」ロゴマーク

新たに展開する衛生ソリューションビジネスは、企業や団体の感染症リスクの評価・分析を行なうものです。花王がこれまで培ってきた評価・分析技術資産と、KPSの衛生管理知見の集積により、以下の5つのステップからなるプログラムを構築*2 しました。

  • * 2 ソフトウェア開発会社であるウイングアーク1st株式会社との共同開発

① 各施設における、人の行動、施設内環境、換気をもとに感染リスクを評価・分析し可視化します。
② 分析結果を受け、お客さまの状況に合った、適切な改善方法を提案します。
③ 当該施設で実践できるよう、従業員教育のサポートも実施します。
④ 提案メニューに沿って、当該施設が感染対策を行なっていることを認定する「Kiralia(キラリア)」ステッカーを付与します。
⑤ 定期的に感染症対策への取り組み状況を確認。さらなる改善に向けた提案を行ないます。

(一部開発中のメニューがあります)

新会社概要

社名 キラリアハイジーン株式会社(KPS100%子会社)
社長 一ノ瀬 信二
所在地 東京都墨田区文花2-1-3
設立 2023年1月
資本金 1,000万円
事業目的 企業・団体に向けた衛生管理システム、感染防止システムの販売並びにコンサルティングサービス

今後も花王グループは、ライフケア事業の中核を担う業務用衛生分野において、商業・公的施設のプロフェッショナルなニーズに即した衛生ソリューションを提供するビジネスの展開を加速させていきます。これにより、世の中の衛生環境を守り、人生100年時代を生きる全ての人々が健康で安心して過ごしていける社会の実現をめざしてまいります。

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