発表資料: 2022年11月10日

  • ニュースリリース
  • 経営・財務
  • サステナビリティ
  • IT・DX

フローティングリニア技術* を活用

多様なニーズに対応できるレジリエントな新しい生産システムを構築

特徴ある新たな価値提案と循環型社会に貢献する「ESG視点のよきモノづくり」を加速

花王株式会社(社長・長谷部佳宏)はこのほど、B&R株式会社(代表取締役・小野雅史)および株式会社京都製作所(CEO・橋本進)と協働して、フローティングリニア技術* を駆使し、商品をお客さまのご要望に合わせてデザインできる加飾成形技術と、効率的な少量多品種生産が可能なダイナミックセル生産技術を開発しました。これまでにない新たな生産システムを構築し、2023年中に稼働する予定です。
新たな価値を提案できるパーソナライズ商品の提供と、自由度の高い多品種生産の実現により、必要なものを必要なだけ届けることで循環型社会に貢献するESGよきモノづくりを推進してまいります。

  • * フローティングリニア技術:磁力による反発力または吸引力を制御するプログラミングにより、永久磁石を内蔵した物体を浮遊させ、自在な動作が可能となるリニア搬送システム。高速・高精度で複雑な搬送が実現でき、柔軟性と生産性の両立が可能となる。

■新たな加飾成形技術による
 パーソナライズ商品の提案へ

■ダイナミックセル生産技術による
 循環型社会に貢献できる新しいモノづくり

花王はこれまで、特徴ある技術を基盤に、大量生産により多くの商品にご愛顧をいただいてきました。しかしいま、お客さまのニーズの多様化に対応して、モノづくりのスピードと質の改革が必要となっています。
今般構築したシステムは、フローティングリニアの自在かつ高精度に部材を移動・回転・傾斜させる6次元の動作を活用した加飾成形技術です。これにより、化粧品をはじめ、お客さま一人ひとりのニーズに対応できる、これまでにない価値ある商品やサービスの提供が可能となり、パーソナライズなマーケティングへの転換を加速することができます。
さらに、フローティングリニアの自由度の高い搬送技術により、柔軟で迅速な品種の切り替えが可能となり、また充填方法や加工速度が異なる品種を同時に一つのラインに投入して、生産速度に応じて加工の順序を動的に変更するなど、複雑な同時多品種生産を実現できます。また今後は、AIの導入や前後工程をデジタルで接続、連携させるなど、スマート化を推し進めることにより大幅な機能拡張が期待できます。
積極的な最先端技術の活用とDXの推進により、柔軟で効率的な生産を実現することで、サステナブルなサプライチェーンの実現をめざします。

モノづくりのスピードと質の改革

さまざまなニーズに対応したパーソナライズ商品の提案へ

花王グループは、「豊かな共生世界の実現」をパーパスに、2019年にESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」(キレイライフスタイルプラン)を策定し、2021年より「未来のいのちを守る~Sustainability as the only path」をビジョンに掲げた中期経営計画「K25」に取り組んでいます。
私たちは、資源や環境への負担が少ないESG視点でのよきモノづくりを推進し、人々のこころ豊かな暮らしと、持続的に発展し循環する思いやりある社会の実現に取り組んでいます。
急速に進化するデジタル技術の活用や多様なパートナーとの協働により、革新的な技術を開発し、社会の期待に応える、人と社会と地球にやさしい持続可能なサプライチェーンの構築をめざしています。

※社外への発表資料を原文のまま掲載しています。

ニュースリリース内を検索

詳細検索
発表年月
から
まで
タイプ
タグ

ニュース内を検索

詳細検索
発表年月
から
まで
タイプ
タグ
Page Top