2021年07月06日

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美容部員の業務能率化をめざして経費精査AIの利用を開始

AIによる行動予測にもとづいて通勤費・交通費の精算を自動化

花王株式会社(社長・長谷部佳宏)は、花王グループ中期経営計画「K25」において、「社員活力の最大化」を目的の一つとし、業務能率化による活動生産性の向上に取り組んでいます。
このたび、グループの美容カウンセリングを担う花王ビューティブランズカウンセリング株式会社は、美容部員のカウンセリング活動にともなう経費処理を効率化するため、Miletos株式会社のAIプロダクト「SAPPHIRE」を導入し、2021年4月から通勤費・交通費の自動精算システムの稼働を開始しました。年間約55,000時間の業務削減を見込んでいます。

花王ビューティブランズカウンセリングの美容部員約6,000名は、百貨店やスーパーなどの化粧品売り場に勤務しているため、通勤費や交通費などの経費精算を適正かつ効率的に運用することが課題でした。
今回の取り組みでは、経費領域専門AIプロダクト「SAPPHIRE」により、勤務情報や入退館情報などから移動経路を予測、出退勤に伴う移動は「通勤費」、拠点間の移動は「交通費」といった、税制や規定上のルールにもとづいた会計仕訳を自動生成し、基幹システムに連携して会計処理することで、入力・確認・承認にかかる時間を年間約55,000時間、金額にして約1.5億円削減できる予定です。あわせてペーパーレス化や精算漏れの防止、統制強化にも貢献します。
AIとデータ連携による経費精算業務の削減により、人にしかできない顧客対応の品質向上などに取り組み、お客さまへのより創造的な付加価値提案と、社員活力の最大化をめざします。

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花王グループでは、在宅や社外などの勤務場所の多様化や、自由で能率的な働き方をすすめています。今後はこうした働き方の多様化にともない、会議や出張などの活動に関する経費精算手続きについても効率化していきます。スマートフォンなどのモバイルデバイスやデジタル技術を利用し、勤務計画や最適な移動ルート・費用計算やキャッシュレスによる支払いなど、データ連携による自動化・コスト削減により、活動の能率化をめざします。

花王は、2021年から2025年までの花王グループ中期経営計画「K25」を策定し、Vision(ビジョン)を「豊かな持続的社会への道を歩む(Sustainability as the only path)」と定めました。このビジョンを実現するために、デジタル技術を活用してデジタルトランスフォーメーション(DX)を進め、新事業の始動と既存事業のイノベーション強化、働き方改革と活動生産性の向上をめざします。
さらに花王はDXを通じて、お客さまとの直接的かつ持続的な関係を築き、新しい価値体験を提供し続けるとともに、業務内容そのものや組織・プロセス・コスト構造さらには企業文化・風土を変革してまいります。

関連情報

花王グループ中期経営計画K25

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