発表資料: 2018年09月11日

  • ニュースリリース
  • 研究開発関連

身体活動量計を用いて、生活リズムと肥満の関係を解明

花王株式会社(社長・澤田道隆)パーソナルヘルスケア研究所は、身体活動量計を活用して、職域(働く)世代の男性の日常生活における身体活動量の変化パターン(生活リズム)と肥満との関係を解析しました。その結果、今回、生活リズムが肥満に関連していることがわかりました(図1)。

【今回の研究知見】 職域(働く)世代の男性(20~50代)において、
1. 「平日の生活リズムで、通勤を含む就業前後に身体活動量が高いパターンの人」で、「休日の生活リズムで、朝または夕方または夜またはフラットの何れかで、身体活動量の高いパターンの人」は、他の生活リズムのパターンの人に比べて、肥満者(内臓脂肪面積が100㎠以上)の割合が少ない傾向にありました。
2. 「平日の生活リズムが、深夜帯に身体活動量が高いパターンの人」は、肥満者の割合が多い傾向でした。そのうち、「休日の生活リズムがフラット、昼に高いパターンの人」は、肥満者の割合がより多い傾向にありました。

⇒その結果、平日の生活リズムが肥満に関連していることがわかりました。

各生活リズムにおける身体活動量が高い時間帯
(各生活リズム)      (高い時間帯)
通勤を含む就業前後 6~9時、18~21時
就業時間中 6~18時
6~9時
12~15時
夕方 15~18時
18~21時
深夜 21~3時
フラット 6~18時で
高い時間帯無し

なお、本研究内容は、第73回日本体力医学会大会(2018/9/7~9、福井県)にて発表しています。

花王は、今後も身体活動量計を活用して、日常生活における身体活動量の変化パターン(生活リズム)と健康との関係を解析して得られた研究知見は、“KaoみんなのGENKIプロジェクト”情報などに役立てていきます。

図1 平日休日の生活リズムと肥満者(内臓脂肪面積100㎠以上)の関係

研究内容

身体活動量計を活用して、職域(働く)世代の日常生活における身体活動量の変化パターン(生活リズム)と肥満との関係について調査、解析を行ないました。

【対象者】
2014~2017年に実施した花王歩行測定参加者:計1,544名のうち、以下の装着有効条件を満たす計1,454名(男性:1,092名、女性:362名)
※今回は男性1,092名(20~50代)について解析

【測定方法】
・内臓脂肪測定:腹部生体インピーダンス法を用いた内臓脂肪計にて、内臓脂肪面積を測定
・身体活動量測定:3軸加速度計(アコーズ社製)を用いて、身体活動量を測定
・その他に、身体組成測定、食習慣アンケートを実施

【装着有効条件】
・身体組成測定日(活動量計配布日)より28日間の装着有効日数が20日(70%)以上
・装着有効日:装着時間8時間以上の日

【分類方法】
平日20日間および休日8日間それぞれにおける1日を8分割した3時間毎の平均歩数を用いて、内臓脂肪面積、身体活動量、食習慣アンケート結果について比較しました。
その結果、生活リズムは、以下のように分類されました。
1. 平日の場合:身体活動量が高い状態別に、3パターンに分類
Ⅰ.通勤を含む就業前後(6~9、18~21時)、Ⅱ.就業時間中(6~18時)、Ⅲ.深夜帯(21~3時)
2. 休日の場合:身体活動量が高い状態別に、5パターンに分類
a) 朝(6~9時)、b) 昼(12~15時)、c) 夕方(15~18時)、d) 夜(18~21時)、 e) フラット(6-18時で、特に高い時間帯がない)

生活リズムの各パターンごとに、肥満者(内臓脂肪面積100㎠以上)の割合を算出して、平日休日の生活リズムと肥満者の関係について解析。


*本資料は、重工記者クラブに配信しています。

お問い合わせ

花王株式会社 広報部

03-3660-7041~7042

※社外への発表資料を原文のまま掲載しています。

Page Top