Q.

【成分・働き】温泉などで石けんの泡立ちが悪くなるのはなぜ?


A.

硬度の高い温泉水の場合、石けん成分が水の中に含まれているカルシウムイオンやマグネシウムイオンと反応し、より多くの石けんカスが発生し泡が立ちにくくなります。
水の中には、もともとカルシウムイオンやマグネシウムイオンが含まれています。石けんはそれらの成分と反応して、石けんカス(金属石けん)をつくります。石けんカスは水に溶けず泡立ちません。

硬度とは
水の中に含まれているカルシウムイオンやマグネシウムイオンなどの量を数字で表わしたものを「硬度」といいます。硬度の表し方は各国によって一定ではありませんが、よくドイツ硬度(°DH)とアメリカ硬度(ppm)が用いられています。一般的に日本の水は硬度の低い軟水ですが、温泉や地域によっては硬度が高い場合があります。

脂肪酸カルシウム(石けんカス)発生のメカニズムの化学式、2RCOONa、プラス、Ca2プラス、右矢印、(RCOO)₂Ca、プラス、2Naプラス

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