発表資料: 2020年10月01日

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花王、衛生科学研究センターの専門家向けサイトで
新型コロナウイルス感染防止情報の発信を開始

花王株式会社(社長・澤田道隆)衛生科学研究センターは、花王の公式ホームページにおいて、衛生関連の研究者、医療従事者、教育機関の保健師の方など、生活場面での感染防止策を指導される専門家向けに、新型コロナウイルスの基礎情報や環境除染方法などについて、論文などの専門的な知見に基づいた情報発信を開始しました。

花王は日用品メーカーとして長年にわたり、衛生的で健康的な生活を送るための提案を、商品を通じて行なってきました。そういった商品を開発するための重要な基盤として行なってきた本質研究のひとつに、汚れの対象としての細菌、真菌(カビ)の研究があり、近年ではウイルスも対象としてきました。北里大学、EME(Epsilon Molecular Engineering)との共同研究による新型コロナウイルス中和能を持つVHH抗体の開発という最近の画期的な成果は、その延長線上にあります。
また、新型コロナウイルス感染症の拡大に際して、花王は日用品メーカーならではの視点として生活場面における感染防止策に着目し、内外の科学的な知見をもとに検討をかさねてきました。花王衛生科学研究センターの専門家向けサイトでは、生活場面での感染防止策を指導される立場の専門家向けに、さまざまな科学的な知見を紹介します。
花王の感染防止策に関する情報発信は、2020年2月下旬から始まりました。当初は一般の方向けの日々のくらしにおける感染防止策のご紹介が中心で、なかでも、布マスクの洗い方は多くの方に見ていただいたコンテンツです。今回は、専門家向けの情報を充実させる改訂を行ないました。花王衛生科学研究センターの専門家向けサイトは、今後も随時最新情報に更新していく予定です。

主なコンテンツ

新型コロナウイルスの基礎情報

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新型コロナウイルスの基礎情報や、感染機序などについて紹介しています。

新型コロナウイルスの環境除染方法

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環境表面の新型コロナウイルスを除染し、感染経路のひとつと報告されている接触感染のリスクを低減するための知見を紹介しています。

ウイルス関連法規制の国際状況

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日米欧の抗ウイルス訴求に関する規制や、それらで用いられている有効性評価の標準試験法、将来の新型ウイルスパンデミック対策の考え方などを紹介しています。

専門家コラム

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衛生研究の専門家によるコラムです。第一回は、東北医科薬科大学 医学部 特任教授・東北大学 名誉教授 賀来満夫先生です。

衛生科学研究センター

2020年5月に、花王の研究開発部門のプロジェクト的な組織として発足しました。センター長は、執行役員の蓮見基充です。花王のさまざまな研究所の知見を横断的に活用して衛生研究を行ない、感染拡大防止を通じて社会に貢献することをめざしています。衛生に関する基盤研究、それらの成果をいかした商品開発に加えて、科学的な知見に基づいた衛生情報を発信していくこともミッションとしています。

※社外への発表資料を原文のまま掲載しています。

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