2020年02月25日
花王は、“ESG視点でのよきモノづくり”を進めています。その中でも、特に製品をお使いいただくお客さまに加えて、製品をつくる工場周辺の地域社会とのコミュニケーションも、とても大切であると感じています。
2月14日、横浜国立大学の大学院生向け講座「リスク社会とコミュニケーション」に、講師およびアドバイザーとして参加し、コミュニケーションの重要性を学ぶ機会を得ました。
今回の講座は、リスク評価に基づく化学物質管理とコミュニケーションのあり方がカリキュラムの主題です。その一環として、花王のSAICM* 推進活動(化学物質管理を強化し推進する取り組み)と、国内の工場で実施している地域社会とのコミュニケーションの実例を紹介しました。そして、こうした実例をもとに、地域住民の皆さまの化学物質に対する疑問に答え、だれにとってもわかりやすいコミュニケ―ション活動をしていくにはどうしたらよいのかを、参加者全員で議論しました。最後に、学生が工場担当者となり、地域住民と対話する企画案を作成し討論するグループワークを行ない、リスクコミュニケーションの過程を体験していただきました。
各セッションでは、地域社会とのコミュニケーションの重要性について、学生のみなさんと一緒に意見交換をする機会もあり、フレッシュなご意見やご提案をいただきました。
今回の横浜国立大学との講座に参加した経験を活かして、生活者の皆さまにわかりやすいコミュニケーション活動をめざし、社会のサステナビリティ(持続可能性)に貢献してまいります。
熊崎准教授の講義の様子
地域社会とのコミュニケーションの実例を紹介