「洗髪の際、目を閉じたままでもシャンプーとコンディショナーの区別ができるようにしてほしい」といったご意見が、以前から花王に寄せられていました。洗髪時に間違えた経験をお持ちの方が多かったようです。
そこで、花王では、1991年の秋から、全てのシャンプのーボトルの 側面にギザギザの「きざみ」をつけて、触っただけでリンスやコンディショナーと識別ができるように工夫しました。目の不自由な方々にもデザインの段階からご相談して、数多くのサンプルの中から、この「きざみ」つきボトルが選ばれました。
さらに、1993年秋からは、ポンプタイプの容器でも、使用時に手が触れるポンプ頭部に同様の「きざみ」をつけました。その後、国内ほとんどのメーカーのシャンプーに同様の「きざみ」がつくようになりました。