フェムケア・アンケート

女性4,582人が回答。8割超が抱えるデリケートゾーン(陰部)のお悩みトップ3とは?【フェムケア実態調査】

2023.12.20

Q. デリケートゾーン(陰部)のお悩みやトラブルの経験はありますか? 過去も含めると8割超がデリケートゾーンにトラブルあり

10〜60代女性 4,582人(2023年10月 花王フェムケアラボ調べ)

FemCare LABでは、読者を対象に「デリケートゾーン(陰部)の悩みやトラブル」に関するアンケート調査を実施。ご回答いただいた女性4,582人の84%が、何らかの悩みやトラブルを抱えていることが判明!日々ストレスを感じながらも、自分一人で対処しようとしている方が多い実情も見えてきました。対策ケアについて、女性泌尿器科医によるアドバイスもご覧ください。

デリケートゾーン(陰部)のお悩み、気になるトップ3は?

Q デリケートゾーン(陰部)について、どのような悩みやトラブルですか?

Q デリケートゾーン(陰部)について、どのような悩みやトラブルですか?

Q デリケートゾーン(陰部)について、どのような悩みやトラブルですか?

デリケートゾーンに悩みがある10〜60代女性 4,320人
(2023年10月 花王フェムケアラボ調べ)

デリケートゾーン(陰部)のお悩みの1位は「かゆみ・痛み」(28%)。次に「尿もれ・頻尿」「におい」(各23%)、と続きます。世代別にみると、40代半ばからは「尿もれ・頻尿」に悩む女性が増える傾向に。更年期に突入する「ゆらぐ世代」は、女性ホルモンの減少に伴い、デリケートゾーン(陰部)のお悩みも新たなステージに入っていくのでしょう。また、「乾燥」「性交痛」といったお悩みも、更年期に多いGSM(閉経関連尿路生殖器症候群)の症状でもあります。

  • GSM(閉経関連尿路生殖器症候群)。閉経後の女性ホルモン低下に伴う、外陰部・腟の萎縮変化およびそれに伴う身体症状のこと。腟の乾燥感・かゆみ・灼熱感、いやなにおいのおりもの、性交関連症状として性交時の痛み、うるおい不足のほか、排尿に関する症状としてトイレが近い、夜中に何度もトイレに行きたくて起きる、尿もれなどがある。萎縮性腟炎(いしゅくせいちつえん)と診断される場合も。

ひそかに悩む
「みんなの声」をご紹介

更年期になり、おりものが異常に増え、色やにおいも強くて、時々激しいかゆみも。何かの病気なんじゃないかと不安になります。(48歳女性)

くしゃみをしたときなど、ちょこっとモレちゃう。(51歳女性)

「みんなの声」をもっと見る

デリケートゾーンが当たる部分のショーツが黄ばんで、においます。洗濯しても、なかなか黄ばみが落ちないのも憂うつ。(48歳女性)

デリケートゾーンが過敏になっている?低刺激性の洗浄ソープでないとしみます。(56歳女性)

出産してからおりものが増え、おりものシートが欠かせません。(41歳女性)

デリケートゾーンにあるしこりが気になる。(56歳女性)

デリケートゾーン(陰部)のお悩み、どんな対処を?

Q デリケートゾーン(陰部)の悩み・トラブルへの対処はしましたか(していますか)?

Q デリケートゾーン(陰部)の悩み・トラブルへの対処はしましたか(していますか)?

Q デリケートゾーン(陰部)の悩み・トラブルへの対処はしましたか(していますか)?

デリケートゾーンに悩みがある10〜60代女性 4,320人
(2023年10月 花王フェムケアラボ調べ)

多くの女性が何らか悩んでいるデリケートゾーン(陰部)のトラブル… では、その対処法は皆さんどうされているのでしょうか?
いちばん多いのが、「生理用ナプキン・おりものシートなどをこまめに替える」でした。「月経やおりものによるムレ、におい」を防ぎ、清潔な状態を保つことが、かゆみやにおい対策になるということでしょう。
実際、婦人科・女性泌尿器科などの専門医、メーカーも、生理用ナプキンやおりものシートを快適に使用するためには、「吸水したら、できるだけすみやかに交換すること。また、吸水していなくても、衛生上の観点から、1日1回以上交換すること」を推奨しています。これは、尿もれケア品(吸水ライナー、吸水ナプキン)でも同様です。

また、尿もれに対しては、生理用ナプキンやおりものシートで代用するのではなく、尿もれケア専用のものを使用することも大事です。専用品だからこそ、「一度にある程度の量が出る」「さらさらした液体」の尿をしっかり吸水してくれます。さらに、尿独特のにおいを消臭する機能が備わったものもあります。

おりものシートと同じくらいの超薄型の吸水ライナー。こんなに薄くても、尿もれケア専用品ならではの安心感が。

対処法の2位は「デリケートゾーン専用の洗浄ソープの使用」。とくに20代は28%の方が、すでに実践中。顔用、ボディ用、デリケートゾーン用で洗浄剤を使い分けることがスタンダードになりつつあるようです。一方で、「対処は何もしていない」という方が1割近くも。デリケートな部分ゆえ、どうしていいのかわからない…という悩ましい状況であることがわかります。

フェムケアの常識となってきた「デリケートゾーン専用ソープ」。優しい泡タイプの洗浄剤(弱酸性)が便利です。

大半が「生活に支障あり」でも、受診は少数派

アンケート調査によると、デリケートゾーン(陰部)にお悩みがある女性の半数以上が「生活に支障が出ている」と答えています。不快感で落ち着かなかったり、憂うつな気分になったり…「におい」が気になって人と交流しづらいといった状況が浮かびます。また、尿もれ・頻尿の場合は、外出が怖くてできない、旅行や会食を楽しめないといった声もよく聞きます。いずれにせよ、デリケートゾーンの悩み・トラブルがQOL(生活の質)に大きく影響していることがわかりました。

ひそかに悩む
「みんなの声」をご紹介

デリケートゾーンの皮膚がこすれて出血しやすくなりました。尿がしみるから、トイレがつらい。(44歳女性)

おりものの量がすごいです。ときには出血もあり、婦人科で診てもらってはいるものの気になっています。おりものシートでは間に合わず、ナプキンをつけることも。最近は吸水ライナーの品ぞろえが増えてきたので、そちらを使ってみようかなとも思っています。(46歳女性)

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40代後半になってから、水っぽいおりものが大量に出るようになり、吸水パッドをあてなくてはいけない状態になった。(49歳女性)

デリケートゾーンの乾燥が強いです。病院にも行き、心配ないとのことでしたが気になります。(52歳女性)

お風呂上りの腟からの水分もれ。本当にどうにかしたいです。(40歳女性)

専門医からのアドバイス

デリケートゾーン(陰部)は専用のケアが大切です。トラブルで悩んだら、専門家に相談を。

佐藤 亜耶 先生の写真

女性泌尿器科医師
佐藤 亜耶 先生
自由が丘ウロケアクリニック院長

デリケートゾーンのお悩みで多い「かゆみ・痛み」は、陰部の乾燥やかぶれ、感染症などが原因として考えられます。とくに常在菌であるカンジダ菌が腟内で増殖して発症する腟カンジダは、多くの女性が経験し、免疫力が低下したときなどに再発する人も多い病気です。その場合は、やはり自分一人で対処するのではなく、婦人科や女性泌尿器科などを受診して、しっかり治すことが必要です。

一方、乾燥やかぶれが原因の「かゆみ・痛み」、さらに、雑菌が増殖することによる「におい」は、普段のお手入れ習慣で、ある程度予防することができます。
デリケートゾーンは「第2の顔」とも言われるほど、皮膚が薄くて敏感な部位。顔をケアするように、専用のケアが必要です。
ケアの基本は、保湿。デリケートゾーンは弱酸性なので、 洗うのであればデリケートゾーン専用の洗浄ソープでやさしく洗いましょう。普通の石けんやアルカリ性のボディソープを使ったり、ゴシゴシ洗いすぎてしまうと、ますます乾燥し、腟の自浄作用も失われます。腟カンジダを繰り返す人には、洗いすぎの人も少なくありません。
そして、デリケートゾーンのケアでもっとも意識してほしいのが、保湿。お風呂上がりには、刺激の少ないデリケートゾーン専用のアイテム(保湿液、専用オイルなど)でしっかり保湿しましょう。

婦人科、女性泌尿器科を気軽に利用してください

デリケートゾーンのトラブルに関しては、恥ずかしさなどから受診をためらう人も多いようですが、思い切って受診した結果、「もっと早く来ればよかった!」とおっしゃる方は少なくありません。かぶれや感染症の治療はもちろん、普段のケアの仕方や専用のケアアイテムを紹介してくれるクリニックもあります。また、尿もれ・頻尿といった症状に関しても、治療や骨盤底筋を鍛えるための指導を受けることで、改善が期待できます。一人で悶々と悩んでいるよりも、婦人科や女性泌尿器科、ウロギネ科(泌尿器科と婦人科の境界領域を診る科)など専門家の手を借りて、快適な毎日を手に入れましょう。

PROFILE

佐藤 亜耶 先生

日本泌尿器科学会認定専門医、医学博士。日本大学医学部卒業後、研修医を経て同大学泌尿器科に入局。以降、関連病院で診療経験を積み、2019年に女性泌尿器科・小児泌尿器科に特化した自由が丘ウロケアクリニック開院。日本泌尿器科学会、小児泌尿器科学会、女性骨盤底医学学会、日本夜尿症学会所属。

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