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あの人と“いっしょにeco(エコ)”

Interview Vol.1 前田典子さん/モデル エコする生活はカッコいい!それが当たり前の時代になるといいですね

アラフォー女性たちの憧れのカリスマモデルとしてだけでなく、主婦として、ママとしての目線を活かした活動にも積極的な前田典子さん。「エコ」という言葉が言われる以前からエコな生活に関心が高く、小さな“節約”を積み重ねることこそ大きな結果を生む、という信念のもと、毎日の努力を惜しまないといいます。そんな前田さんの姿勢は、すぐにでもまねしたい前向きなエコスタイル。自身がプロデュースするブランド【Rejoove】でもエコバッグやタンブラーのほか、収益の一部を環境ボランティアに寄付するエコTシャツも手がけてきています。息子を持つ母としてもエコは気になるという前田さんに、エコに対する思いなどをうかがいました。

省エネ、エコロジー、ロハス…。流行語と共にエコな生活をする

いつから“エコ”していたかな? と思い返してみたんですけど、気づいたらやっていた、というのが一番近いかもしれないですね。大阪出身の私は、21歳で東京に来て、一人暮らしを始めました。それまでは親に何もかもお任せだったのが、ぜんぶ自分でやるようになり、そこで初めて、ゴミを分別することにも気づいたわけです。それで、東京の分別方法に慣れてから実家に帰省した時、大阪の分別方法が自分の知っているやり方とあまりに違って軽いカルチャーショックを受けましたね(笑)。一人暮らしで節水や節電にも関心がありましたが、当時は“エコ”というより“省エネ”でしたよね。

省エネ、エコロジー、ロハス…と、環境への関心は流行語にも表れますよね。そういう生活をやっている人は賢くてカッコいいし、時代の状況をよく理解している人だと思います。どんどん便利になって物が溢れていく時にこそ、省けるところはスッキリ省いてムダをなくしていこうよ、と発想することが大事なんじゃないかなと思うんです。

結婚してからも、わが家のゴミ分別は徹底しています。食品トレーと牛乳パックは、スーパーの回収ボックスにコマメに入れに行っていますし、買い物にはエコバッグとレジ袋を賢く併用して、もらったレジ袋はゴミ出し用に再利用。だから、うちではここ何年かはゴミ袋を買った記憶がないですね。レジ袋を使わなければ何円か引いてくれるスーパーもあるそうですが、これって主婦には響きますよね~!やっぱり“エコしてお得”は魅力的ですものね。

息子の小学校ではエコ授業があるんです

環境問題について強く意識したのは、やっぱり自分が家族をもってからですね。主人とやるエコ、息子とやるエコ、家族でやるエコがあるんだなって思いました。その最たるものが“エコ合戦”。うちはみんな節電に厳しくて、使わない電気製品は主電源から切るようにしているんです。使っていない部屋に電気が点いていようものなら、「誰?誰!?」と犯人探しが始まる(笑)。私がトイレにいるのにプチンと電気を切られて、「ちょっと、入ってるんですけどぉ(泣)」みたいなこともありましたよ。

息子は楽しそうに毎日エコをしています。小学校ではエコの授業もあって、子どもにわかりやすい冊子やプリントを使っていろいろ教えてもらうようです。たとえば、「あなたの家でもやっていますか?」というチェックシート。電気を点けっぱなしにしない、○○を△△に再利用している、といったエコに関する質問を、「やっている/やろうとしている/やっていない」などで答えていくんですが、チェックしてみると結構ドキッとするんです。子どもって、何でも親に聞いてくるじゃないですか? 親としてはちゃんと答えたいですよね。だから、環境問題にうとかった大人も、もう無関心ではいられない。子どもをとおして親たちもいっしょに勉強していくって感じです。

そういえばこの間、「将来どんなお家に住みたい?」と息子に聞いたら、「屋根にはソーラーシステムがついていて、庭には風力発電、雨水をためて飲み水に利用できる、そんな家に住みたい」と言うんでビックリしました。私たちが子どもの頃なんて、赤い屋根に白い壁、芝生のお庭にブランコと、歌謡曲みたいなことを言っていたのにね(笑)。地方を車で走っている時には、ソーラーシステムを見つけて「あれがそうだ」と指さしたりするんですよ。いつだったか、風力発電の装置を「怪獣の扇風機だよ」と冗談を言ったら、「違うよ、あれは電気をつくっているんだ」と息子にたしなめられました(笑)。

スマートなエコ生活は心を豊かにしてくれます

私のエコの基本はやっぱり“節約”ですね。身の回りはシンプルにスマートに、そして心は豊かに。たとえば、うちでは夏になると、ベランダに朝顔のつるをはわせてグリーンカーテンをつくりますが、涼しいし、何より心がぜいたくな気持ちで満たされるんです。息子の学校でもヘチマやゴーヤでグリーンカーテンをつくるそうですよ。夏の終わりには成長し過ぎて教室が暗くなってしまうほどとか(笑)。でも、涼しさが格段に違うし、同時に子どもたちは、植物がCO2を吸ってくれることを学んでいます。そういった大事な知識を、毎日のくらしの中で自然に身につけていくのはすごいですよね。

今の地球で私が心配なのは、世界中で、夏の暑さや冬の寒さが尋常ではないこと。これに私たちは慣れ始めているかもしれなくて、そこに怖さも感じます。暖冬や冷夏は過ごしやすくて助かると言う人もいるけど、違うと思うんですよ。私はモデルだから、洋服を売る立場の気持ちもすごくわかる。夏は暑くないと夏物が売れないし、冬だって冬らしくないと冬の新作が売れない。これ、切実です!プラス、主婦目線で言えば、四季それぞれの野菜や果物も、お魚がなくなると、食卓は寂しいものになりますよね。

モデルの仕事の中で取り組んだエコをもうひとつ言うと、エコバッグやタンブラーなどのエコグッズを手がけたことですね。そのほか、最後は地球にかえる素材でポロシャツやジーンズもつくりました。なかなか着心地がよくて、私も愛用しましたよ。エコTシャツをつくった時は、収益の一部を森林育成関連のボランティアに寄付もしました。世界中の森林でどんどん伐採が進んでいます。今さら後戻りはできないけれど、そうだとしたら、今、私たちに何ができるかを考えたいと思うんです。たとえば、地球を自分の体だと考えてみるのはどうでしょう?自分の体のどこかが傷ついたり、衰えていくと、とても嫌だし悲しいじゃないですか。自分の体も、地球も、いっしょ。健康のためには毎日の小さなことが大事で、その積み重ねしかない。そういうことなんですよね。

私たち大人は、次世代の子どもたちに何が残せて、そして、何を残してはいけないのか――。大人は、子どもたちの見本になれるようにがんばらなくちゃ!と思います。

前田典子さんのいっしょにeco 私はやっぱり「家族といっしょにeco」!

家族でやるからできる、楽しいから続く、そんなエコ活動が子どもにとっては何よりですよね。親たちも子どもをとおして学ぶことで、あらためて気づかされたり、環境への意識も高まったりすると思うんです。自分だけエコしても仕方ないとか、自分一人くらいやらなくてもいいとかは、どっちもなし! 家族のエコが近所のエコになり、街に、日本に、世界に、地球全体に広がっていくと考えれば、家族といっしょのエコが最初の一歩だと思うんですよね。

プロフィール

前田典子さん/モデル
1965年大阪府生まれ。19歳の時に地元・大阪でモデルデビューし、21歳で上京。現在は雑誌『STORY』(光文社)のレギュラーモデルを務めるほか、TVのコメンテーターやトークショー、CM出演など多方面で活躍。幅広い層から「マエノリ」の愛称で親しまれる。24時間テレビショッピングのQVCではオリジナルブランド「Rejoove」のデザイナーとして活動するほか、初エッセイ本『マエノリのチャレンジBEAUTY~maenori vie~』(メディアファクトリー)、エクササイズDVD付き『マエノリ美★BODY』(講談社)が好評。連載中のエイジレスビューティーブログ『マエ★ノリ ヌーベル』は、自然体な日々の生活が垣間見られて人気。一児の母でもある。

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