(明るさ・ツヤ)
肌の最外層にある角層には、皮膚の恒常性を維持するために重要なバリア機能があり、外的刺激物質の体内への侵入を防いだり、水分蒸散を抑えたりする働きがあります。
しかし、環境や加齢などの影響で、角層バリア機能が低下し、その結果、見た目の美しさが損なわれることはめずらしくありません。肌を美しく保つために化粧品技術は進化してきましたが、乾燥による肌への悪影響を完全には防げず十分ではありませんでした。
ファインファイバー技術は、直径1μm以下の極細繊維被膜を肌上に形成します。汎用繊維に比べ密着性に優れ、通気性を失わず、毛管力により組み合わせて用いる製剤が膜全体に速やかに均一に広がり、膜の中でしっかりと保持され、肌表面の水分蒸散を抑えられることがわかりました。
ファインファイバー
極細繊維被膜の顕微鏡写真
ファインファイバーと製剤の
組合せからなる被膜の顕微鏡写真
肌上に形成された
ファインファイバー被膜
そのスキンケア効果を検証するため、乾燥肌あるいは乾燥意識のあるモニター45名を2群に分けて2週間の連用試験を行ないました。
水分蒸散制御製剤を用い、この製剤のみを使用する群と、この製剤を使用した後にファインファイバー膜を併用する群を設定し、比較を行ないました。
見た目の肌状態のうち、明るさ、ツヤについては、ファインファイバー膜併用群の方が早く、3日目の時点で有意に変化することを確認しました。