Q.

【成分・働き】洗たく用洗剤の成分と働き


A.

洗たく用洗剤には、衣類についた汚れを効果的に落とすと同時に、品質を安定に保つために、様々な成分が含まれています。
主な成分の働きを表にまとめてみました。

各製品の詳しい情報は、以下の製品カタログからご覧いただけます。

界面活性剤の働きは汚れを落とす主成分。浸透・乳化・分散作用の働きで汚れを落とす。陰イオン系、陽イオン系、非イオン系などの種類があり、洗たく用の合成洗剤には、陰イオン系と非イオン系が主に使われている。成分例は直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキル硫酸エステルナトリウム、純石けん分(脂肪酸ナトリウム)。アルカリ剤は、洗たく液を適度なアルカリ性に保って、油性汚れを取り除きやすいようにしたり、配合された酸性成分を中和し、適正な液性にするために用いられる。成分例は炭酸塩、けい酸塩。pH調整剤は、その製品の液性(pH)を安定化させたり、製造時に製品のpHを調整するために用いられる。成分例はクエン酸塩。水軟化剤は、水中に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの金属イオンをとらえて、水の硬度を下げ、洗浄力の低下を防ぐ。成分例はアルミノけい酸塩(ゼオライト)。金属封鎖剤は、原料等に微量に含まれる金属イオンを取り込み、品質を安定させる働きがある。成分例はエチドロン酸。分散剤は、洗たくによって落ちた汚れを洗たく水中に分散させ、再び洗たく物に付かないようにする。成分例はポリアクリル酸ナトリウム。安定化剤は、製品の保存安定性を保つ働きがある。成分例はブチルカルビトール、亜硫酸ナトリウム。工程剤は、製品を製造する時に、作業工程をスムーズにする働きがある。成分例は硫酸塩、水。酵素は、繊維の奥に入りこんだ脂汚れやたんぱく質汚れを分解し、落としやすくする働きがある。成分例はセルロース分解酵素(セルラーゼ)、たん白質分解酵素(プロテアーゼ)、脂質分解酵素(リパーゼ)。蛍光増白剤は、紫外線が当ると青紫色を発光する染料の一種で、白い衣類の多くに使用されているが、洗たくのくり返しにより徐々に落ちてしまうため、白さを補うために一部の洗たく用洗剤に使用している。成分例は蛍光増白剤。漂白剤は、汚れや色素を化学的に分解する。洗たく用洗剤に配合される場合は、色柄物にも使用できる酸素系の漂白剤が使われる。成分例は過炭酸ナトリウム、過酸化水素。香料は、香りを付与する。成分例は香料。

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