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細胞間脂質の働きを補う研究

セラミド研究の始まりと歴史

花王のセラミド研究は、1976年の「皮膚研究室」の設立にさかのぼります。当時、食器用洗剤を使う主婦に「主婦湿疹」や「進行性指掌角皮症」などの手荒れが起こっており、原因をさぐるべく研究に取り込んだのが始まりでした。
手荒れについて、その頃は、洗剤の使用によって手肌の皮脂膜やNMFが溶け出してしまい、その積み重ねで肌荒れに至るのではないかと考えられていました。しかし、肌に有機溶剤を塗ることで同様の肌荒れが起こることから、肌には有機溶剤に溶ける「何か」があって、保湿に深くかかわっているらしいことがわかったのです。

主婦の手荒れの原因を探る

さらに研究を重ねた結果、1985年、「セラミド」が肌の保湿因子であることを確認しました。食器用洗剤を使用する主婦の手荒れは、洗剤によって肌のセラミドが溶け出すことによる、肌のバリア機能の低下が一因だったのです。


セラミド(タイプ2)の分子構造

セラミド機能物質「スフィンゴリピッドE」の開発

肌から溶け出すセラミドを補えないか。そう考えたものの、天然に存在するセラミドは品質が安定しないなどの課題がありました。セラミドを補う製品を開発するには、化学的に安定していて効果の高い人工のセラミドをつくる必要があったのです。
早速、花王は、セラミドの分子構造を解析し、類似した分子構造を持つ物質の開発に着手しました。そして、1987年、天然セラミドのように保湿機能やバリア機能を補うことのできるセラミド機能物質「スフィンゴリピッドE」を開発します。

セラミド機能物質「スフィンゴリピッドE」

スフィンゴリピッドEと天然セラミドを、それぞれクリームに処方して、人工的に肌荒れを起こさせた肌に使用したところ、両者に同等の保湿効果があることが確認できました。スフィンゴリピッドEの開発によって、花王は、セラミド機能物質の化粧品への応用に成功したのです。


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