発表資料: 2014年04月22日

花王の和歌山工場が第2回「みどりの社会貢献賞」を受賞

花王株式会社(社長・澤田道隆)の和歌山工場は、緑地の保全管理や生態系に配慮した環境活動などが評価され、第2回「みどりの社会貢献賞」(主催:公益財団法人 都市緑化機構)を受賞しました。表彰式は、4月15日(火)、浜松市で催された平成26年度全国都市緑化祭にて、行なわれました。

「みどりの社会貢献賞」は、企業の緑地について良好な管理等により社会・環境への顕著な功績のあった企業活動を表彰することにより、企業の主体的な都市緑化の取り組みの推進を図り、緑豊かな潤いのある都市づくりを推進することを目的としています。

花王の和歌山工場(和歌山県和歌山市)は、次の2点が評価され、受賞しました。

●工場敷地内にある和歌山県史跡でもあるクロマツを中心とした防潮林の、歴史や文化、生態系に配慮した保全管理
●環境情報を紹介するミュージアムでの、情報発信と環境コミュニケーションの取り組み

評価された取り組みの内容

和歌山工場は「生物多様性モデル工場」をスローガンに取り組んでおり、工場内緑地は約115,000m2で、都市緑化機構から社会環境貢献緑地(Excellent Stage3)の認定も受けています。特に工場内の防潮林は、江戸時代初期に紀州藩により築造されたもので、南北約1km、幅約100m、面積78,000m2に約4,000本のクロマツが植えられ、工場内緑化のシンボルとして除草・植樹・消毒などを行い大切にしてきました。工場見学で、防潮林と環境に配慮した生産活動がご覧いただけます。

また2011年3月には工場内に次世代環境技術の研究拠点となる「エコテクノロジーリサーチセンター」を竣工し、7月には1階に地球環境の今と花王の環境技術を体験できる「花王エコラボミュージアム」を開設しました。ミュージアムは、工場とセットでご見学される方が多く、2年間で約3万人の方がご来工され、次世代を担う子供たちなど、さまざまな方々との環境コミュニケーションを重視した取り組みも行なっています。

さらに和歌山工場は新しい取り組みとして、防潮林を生物多様性への貢献という切り口で見直し、社員や地域社会の環境コミュニケーションの場としての活用を検討しています。この活動は、地元の行政・大学・企業・団体・市民の方々のご協力をいただいて進めています。(下記参照)

花王は、今後も事業活動と社会活動の両面において、生物多様性の保全を推進してまいります。

和歌山工場防潮林での新たな取り組み

1.生態調査(野鳥、昆虫、クロマツの樹齢)
野鳥調査は、日本野鳥の会和歌山支部のご協力をいただき、2012年4月から1年間毎月実施し、20種類以上の野鳥を確認しました。昆虫調査は、2013年5月に専門家のご協力をいただいて実施し、和歌山が生息北限のアオヒメハナムグリも観察されました。クロマツの樹齢測定は、2011年9月に和歌山県農林水産部にご協力いただいて実施しました。胸高直径約70cmの太めのクロマツ2本を測定したところ、樹齢は107年と123年で、樹齢百年を超えても年間1~2mm程度の生長を続けていることがわかりました。

こうした調査結果をベースに、地域の生態系に適した緑地保全を検討していきたいと考えています。また防潮林は外部へさらに約2km続いており、地元NPOによる自然保護活動などの地域と連携した活動を行なっていく予定です。

2.遊歩道整備
社員が身近に自然環境に触れるとともに、地域社会との環境コミュニケーションの場として活用していくために、防潮林の一部に遊歩道整備を進めています。史跡保存に配慮するため和歌山県のご協力をいただいて、本年春にほぼ完成しました。現在までにアプローチ・遊歩道・生物を説明する掲示板・巣箱などを設置しました。さらに社員がボランティアでクロマツの植栽をするなど、防潮林の保護や自然環境に親しんでいただく工夫を行なっています。

今後は、周辺住民の皆さまや地元小学生の招待、工場見学に来られたお客さまへのご案内などを検討していきます。

お問い合わせ

花王株式会社 広報部

03-3660-7041~7042

※社外への発表資料を原文のまま掲載しています。

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