
高濃度の炭酸を長くお湯に溶け込ませる

タブレットで入浴湯中に炭酸ガスを効率よく発生させ、高濃度に保つ技術。炭酸ガスの発生量・速度・泡の大きさは、タブレット形状・構造と処方の組み合わせで緻密にコントロール。さらに、湯のpHまで調整することで湯中の炭酸濃度を高く維持し、入浴時の温浴効果を高め疲労回復などを促すことができる。
炭酸ガスの源はタブレット中の重曹やソーダ灰。発生速度をあえてゆるやかにして、炭酸がしっかり湯に溶け込む時間を確保している。そのために、重曹との反応が穏やかに進行するフマル酸を成分として採用。

炭酸ガスの泡サイズも重要。微細な泡はくっついて大きくなりにくく、湯の表面に浮かびにくいため、水中に長くとどまって炭酸を湯に溶け込ませる。泡を小さく抑えるために、反応の進行を調整する助剤など処方を設計し、タブレット製剤として具現化。
炭酸ガスの状態が安定になるように、湯のpHを低めに制御。入浴湯中に溶け込む炭酸濃度を高く維持する。

ヒューマンヘルスケア
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