散布する農薬量を必要最低限にできる
農業生産者が農薬を散布する際に添加して用いる「アジュバント(機能性展着剤)」技術。農薬が葉の表面ではじき落されずに濡れ拡がるので、必要最低限の量で最大限の農薬効果を発揮できるようになる。今後の普及が見込まれる、高いところからの霧状散布となるドローン用技術では、散布中の液滴の蒸発を抑える機能も追加された。
薬液と空気の間に働く「表面」張力を抑えるだけでなく、薬液と葉の間に働く「界面」張力まで同時に低下させることで、農薬の画期的な濡れ広がりを実現。
農薬が直接害虫にかからなくても、葉の上で濡れ広がりながら害虫を捕捉する。
スマート農業の代表例「ドローン農薬散布」用には、霧状になった液滴の蒸発・飛散の抑制機能を追加。農薬を作物まで着実に到達させる。
なぜ花王が?農業分野で強みを発揮する理由
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界面活性剤ってなに?
https://jsda.org/w/03_shiki/a_kaimen01.html