2019年02月07日
~課題を明らかにし、残り2カ月の目標&行動計画を再設計~
「花王社会起業塾」は、社会課題をビジネスの手法で解決しようとする若手社会起業家を育成・支援するプログラムで、2010年より実施しています。社会起業家を支援するにあたり、「新しい生活文化をつくる」というテーマを設定し、今年度は、未来に向けた新しい社会価値の創造に取り組む3組の社会起業家(以下、若手起業家)を支援しています。
1月16日(水)、花王品川研修所で「花王社会起業塾レビューミーティング」を実施し、現役の若手起業家と卒塾生、総勢44名の起業家が参加しました。レビューミーティングは、「花王社会起業塾」の期間終了時の目標に向けて、課題を明らかにし、残り2カ月の目標と行動計画を再設計するために行なっています。
当日は、今年度支援している若手起業家たちが、事前に実施した「第1回VBM*」について、振り返りと報告を行ない、その後、卒塾後1~3年の起業家を交え、1団体35分間の事業戦略会議を行ないました。今年度から新たに社会にインパクトを与えている卒塾生のメンターが3名加わったことにより、若手起業家が抱えている課題や悩み、課題解決に向けたプロセスなどの相談に対し、より身近な起業家の意見を吸収できる場となりました。メンターの厳しくも愛のあるアドバイスは、若手起業家の事業そのものや経営戦略を決定づける非常に重要な要素となっています。
レビューミーティングには、たくさんの卒塾生が参加するため、先輩起業家との縦のつながりができる貴重なコミュニティ形成の場にもなっています。事業領域が近い起業家同士や経営面での悩みを抱えた者同士で情報共有、意見交換を行ない、お互いの事業の加速に繋げています。
参加した若手起業家からは「メンターのアドバイスにより、今後の行動計画が定まってきた」「ぜひ来年度も開催していただき、参加したい」といった感想もいただきました。
3月13日(水)には最終報告会を予定しており、運営事務局である特定非営利活動法人ETIC.(エティック)様と協働しながら、さらにブラッシュアップするための「第2回VBM」の開催など、若手起業家をサポートしてまいります。
社会起業家にアドバイスをするシニアメンター(中央)
事業内容について相談する若手社会起業家