花王株式会社(社長・澤田道隆)は、2019年4月より、ソフィーナおよびグループ会社のカネボウ化粧品の店頭に、カウンセリング時に使用する新肌解析機を順次導入いたします。新肌解析機は、現行機器よりも機能や操作性が向上。測定・解析の内容が充実するとともに、これらにかかる時間が短縮され、解析結果もより鮮明にわかりやすく表示できるようになりました。また、解析データを店頭顧客システム*1 と連動させることで、選択した過去のデータと比較してアドバイスができるようになり、お客さまの要望やシチュエーションに応じて、よりわかりやすく満足度の高いカウンセリング提案が可能になります。花王グループでは、今回の新肌解析機導入により、グループの化粧品事業におけるカウンセリング提案力を一層強化していきます。
2019年春からの店頭での使用イメージ
【ソフィーナ】
【カネボウ化粧品】
昨今、デジタル環境が整ったことで、消費者は、美容に関するさまざまな情報を即座に手軽に入手できるようになりました。また、Eコマースの浸透により消費者の購買行動やニーズにも変化が生まれ、リアル店舗に対しては、対面でしかできないパーソナルな情報やサービスの提供が、これまで以上に求められるようになっています。
花王グループでは、現在、化粧品事業における個々のブランドを、個性が際立つブランド群へと磨き上げるための戦略的なモノづくりとマーケティングを推進しています。なかでもカウンセリングを通じて販売するブランドについては、リアル店舗に対するお客さまのニーズを、美容部員が高度なレベルで満たすことが、ブランド力の向上の面でも重要と考えます。
こうした流れを背景に、花王グループのカウンセリング提案力の一層の強化を目的として、今般、ソフィーナとカネボウ化粧品の店頭に新たな肌解析機を導入します。
<共通特長>
今回導入する新肌解析機は、センサーとカメラ、タッチパネル式の画面が一体化したコンパクトなコードレス設計です。その場で測定から解析まで行なうことができるため、カウンセリングの場所を選ばず、測定にかかるお客さまの負担を軽減することができます。現行機器に比べカメラや解析の機能が向上。これまで以上にスピーディに解析し、時間のないお客さまにもその場でわかりやすいアドバイスができるようになりました。肌悩みや要望、シチュエーションなどに合わせて、コースやメニューを絞ることも可能です。また、解析データを店頭顧客システム*1 と連動させることで、選択した過去のデータと現在の状態を比較することができます。
測定項目やメニュー、解析結果の表示については、ソフィーナとカネボウ化粧品がそれぞれ得意とする分野をいかしてお客さまにアドバイスができるよう、異なる仕様になっています。
<ソフィーナ>
名称 : ビューティパワースコープ
導入時期 : 2019年5月より順次
導入店 : GMS、ドラッグストア
導入台数 : 約1,200台
特長 : 鮮明な肌拡大画像や、顔イラストを使った結果表示など、お客さまに肌状態や必要なお手入れをひと目でわかりやすく伝えることができます
●解析は、“総合”“ビジュアル”“部位別”“ベースメイク”“簡易”の5つのコースから選べます
●“総合解析”では、肌の美しさを決める要素のうち、8つの視点(キメ、透明感*2 、メラニン、ハリ、セラミド*3 、水分、皮脂など)で肌状態を解析表示。同年代の平均値とも比較できます
●“ビジュアル解析”では、カメラ機能を駆使した肌拡大画像で肌状態の確認ができます。“部位別解析”では、解析結果を顔イラスト上に色の濃淡で表示することで、部位ごとの状態をひと目で確認することが可能です。また“ベースメイク解析”では、肌の色に合わせたファンデーションの色提案ができます
<カネボウ化粧品>
名称 : Beauty Com(ビューティ コム)
導入時期 : 2019年4月より順次
導入店 : 百貨店、GMS、ドラッグストア、化粧品専門店
導入台数 : 約3,400台
特長 : カネボウ化粧品独自の「トータルビューティカウンセリング」に対応し、「スキンケア」「メイクアップ」「ヘア」の領域で、トータルに美を提案することができます
●「スキンケア」モードは、要望や肌悩みなどに合わせて4つのコースから選択できます
●「スキンケア」モードの“フルコース”では、7つの視点(肌タイプ、キメ、毛穴、角質、肌の色、透明感、ハリ)で肌の状態を捉え、14項目の測定値で表示。現在のお手入れ充実度と不足をチャート図で確認することができます
●「メイクアップ」モードでは肌の色に合うファンデーションの色提案が、「ヘア」モードでは頭皮や髪の状態確認やヘアカラーの色提案が可能です
花王株式会社 広報部
※社外への発表資料を原文のまま掲載しています。