花王株式会社(社長・澤田道隆)は、米国のシンクタンクEthisphere Institute(エシスフィア・インスティテュート)が2019年2月26日に発表した「World’s Most Ethical Companies 2019」(世界で最も倫理的な企業)に選定されました。2007年に同賞が創設されて以来、13年連続で選定されている日本の企業は、花王のみです。
「World’s Most Ethical Companies」は、企業倫理や企業の社会的責任を専門にする米国のシンクタンクEthisphere Instituteが毎年発表しているもので、透明性、誠実さ、倫理、コンプライアンスに関する優れた成果を挙げる企業を表彰する賞です。(1)企業倫理と法令遵守に関する取り組み (2)企業市民としての責任ある活動 (3)倫理的企業風土 (4)コーポレートガバナンス (5)リーダーシップ・イノベーション・社会からの評価、の5つの項目について評価を行ない、優れた企業が選定されます。
花王グループでは、企業行動の原点として、創業者が残した「正道を歩む」という言葉を掲げています。これは法と倫理に則って行動し、誠実で健全な事業活動を行なうことを意味しています。この考えを日々実践していくために、企業行動規範「花王 ビジネス コンダクト ガイドライン」を制定し、各国・地域の事業の特性や事例を踏まえた研修を実施して、各国のグループ社員全員への浸透を図っています。
今回の受賞に際し、花王 代表取締役 社長執行役員 澤田道隆は次のように述べています。「このたび、世界で最も倫理的な企業のひとつとして、13年連続で認められたことを光栄に思います。花王グループは、創業以来130年にわたり一貫して『正道を歩む』の精神を大切にしてきました。近年、コンプライアンス経営の重要性がますます増している中で、花王グループは今後とも『正道を歩む』を貫くことを会社を支える基本と位置づけ、徹底してまいります」
また、授与者であるEthisphere Instituteの最高経営責任者 ティモシー・エルブリッチ(Timothy Erblich)氏は次のように述べています。「花王は、『World’s Most Ethical Companies』の創設以来、毎年受賞している唯一の日本企業です。この栄誉は、社会から企業倫理遵守の要請が強まる中、これに適切に応えてきた花王グループの企業姿勢を示しているものです。これからも、企業の倫理的行動の推進において、花王が業界をリードすることを期待しています」
花王グループは、今後も、高い倫理意識の堅持と実践を通じて業界を主導し、世界の人々の喜びと満足のある豊かな生活文化の実現と社会のサステナビリティに貢献してまいります。特に、持続的な社会に向けた3つの要素、環境(Environmental)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)に配慮した活動こそが、企業が果たすべき使命であることを再認識し、これまで以上に積極的に取り組んでまいります。
花王株式会社 広報部
※社外への発表資料を原文のまま掲載しています。