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2020年12月25日

化粧品のチューブ容器にバイオポリエチレンを採用

花王グループ化粧品事業では、環境に配慮する取り組みを強化し、化粧品の容器への植物由来プラスチックの採用を進めています。2020年12月には、グローバルメイクブランド「KATE」の「カラーエナメルグロス」に、植物由来プラスチックであるバイオポリエチレンの使用割合を業界最高水準にまで高めた透明チューブ容器を新たに採用。以降、順次ほかのブランドでも採用していく予定です。

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バイオポリエチレンは、再生可能なバイオマス資源を原料としているため、枯渇性の化石資源である石油の使用削減につながります。また、主にサトウキビの絞り汁から砂糖を抽出したあとの残液から製造しているため、食糧との競合も起こりにくいと言われています。

「ケイト カラーエナメルグロス」では、チューブの外層、内層、キャップといった部分ごとに数種類のバイオポリエチレンを使い分けています。これにより、従来品と同等の機能・品質を維持しながら天然素材では一般的に難しいとされる透明性を実現し、チューブ容器としては植物由来プラスチックの使用割合を業界最高水準に高めることができました。

今回の取り組みは、2019年4月に公表した花王のESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」の注力アクションである「リデュースイノベーション」のひとつで、「Kirei Lifestyle Plan」の19の重点取り組みテーマの「ごみゼロ」に貢献するものです。
花王グループ化粧品事業では、植物由来プラスチックの採用を順次進め、今後もさまざまな取り組みで石油由来プラスチック量の削減を推進していきます。

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