• サステナビリティトピックス

2019年10月02日

花王 持続可能なパーム油サプライチェーンの確立に向け、小規模パーム農園との対話を実施

花王は、主にマレーシアやインドネシアで生産されるパーム油やパーム核油を原料とする誘導体を製品の原料として使用しており、持続可能なパーム油の生産をめざす活動に取り組んでいます。
その一環として、経済人コー円卓会議日本委員会(CRT日本委員会)が主催するステークホルダーエンゲージメント(SHE)プログラムに参加し、今年も、インドネシアの小規模パーム農園を訪問して農園主等との対話を行ないました。また、環境や人権課題に取り組む現地NGOとの対話集会にも参加しました。

インドネシアの現地NGOとの対話集会(7月24日)

Jakartaにて、環境や人権課題に取り組む現地NGOとの対話集会に参加しました。パーム農園開発における環境課題、サプライチェーンにおける利益配分などの課題と、その解決に取り組む活動について討議しました。

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インドネシアSHEプログラム(7月25日)

Jambi州にて、特定の農園会社とつながりを持たない独立小規模農園主のグループとの対話集会に参加しました。このグループはRSPOのグループ認証*1 を受けるために結成され、現地NPOの指導を受けながら農園経営の改善や共同出荷の取り組みを進めています。中でも、政府や自治体などの協力を得ながら、自ら進めているパームの植替え事業*2 について説明を受けました。

花王は持続可能なパーム油サプライチェーンの確立に向けた努力を続けており、小規模パーム農園における課題に向き合うため今後も対話を継続し、ステークホルダーと共にその課題の解決に取り組んでまいります。

  • * 1 RSPOのグループ認証
    複数の小規模農家がリーダーとマネジメント体制を備えたグループを結成しRSPOの認証を受ける制度。
    国際NGOであるRSPOは生産者が適切に生産を行っていることを認証している。


  • * 2 パームの植替え
    パームは樹齢を経るにつれ果実の生産性が落ちてくるため、20年を目途に植替えることが望ましいとされるが、苗木の購入資金や5年と見込まれる非収穫期間など小規模農家にとって経済負担が大きく、農園経営改善の妨げとなっている。

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