2019年09月03日
花王グループは、2019年2月より、誰もが気持ちよく暮らせる社会と世界中の人々の清潔で衛生的な生活の実現をめざし、国連人口基金(UNFPA)*1 とパートナーシップを組み、ウガンダで国産生理用ナプキンの製造をめざす若手社会起業家5人が立ち上げたエコスマートへ資金を提供し、支援を行なっています。
8月28日に横浜で開催された第7回アフリカ開発会議(TICAD7)*2 の公式サイドイベントシンポジウム(JICA、横浜市、外務省主催)「『女性と少女が変えるアフリカの未来』~ビジネスを通じた社会変革の可能性~」に、エコスマートCEOノエル・アーヤンイジュカ 氏(Ms.Noel Aryanyijuka)がパネリストとして招聘され登壇しました。
シンポジウムで登壇するアーヤンイジュカ氏
シンポジウムでは、Gaviワクチンアライアンス*3 理事長のヌゴジ・オコンジョ・イウェアラ 氏の基調講演に引き続き、4人のアフリカの起業家が登壇するパネルディスカッションが行なわれ、活発な議論がなされました。アーヤンイジュカ 氏は、貧困により生理用ナプキンが購入できず、使い古しの布切れなどを代用することで、感染症など衛生面での深刻な課題を抱えているウガンダの女性の現状を伝え、エコスマートが低価格で使い心地のよい生理用品を開発、提供することで、すべての女性が月経期間を衛生的かつ活動的に、尊厳を持って過ごせるようになってほしいと語りました。
イベントの翌日29日には、サニタリー製品を生産する花王の栃木工場とサニタリー研究所にお招きし、生理用品の製造ラインの見学や、研究員との交流を行ない、モノづくりの考え方などについて意見交換しました。
花王グループは、花王らしいESG活動をグローバルに展開し、世界の人々の喜びと満足のある豊かな生活文化を実現するとともに、社会のサステナビリティ(持続可能性)への貢献に取り組んでまいります。