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2020年09月16日

若手芸術家育成支援 ― 「第18回東京音楽コンクール」を主催

花王では、メセナ活動支援の一環として、東京文化会館が2003年に設立した「東京音楽コンクール」の開催を支援しています。
このコンクールは、東京文化会館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、読売新聞社、花王株式会社、東京都の四者が主催し、芸術家としての自立をめざす可能性に富んだ新人音楽家を発掘し、育成・支援を行なうことを目的として実施するコンクールです。
このコンクールの特徴は、本選においてオーケストラと共演するほか、聴衆の投票により、最も多い票を得た出場者に「聴衆賞」が贈られます。さらに、現役演奏家を中心とした審査体制、入賞後の出演機会の提供やリサイタル支援など、手厚いサポート体制を用意している点で、ほかに類を見ない日本を代表するコンクールです。
また、出場者の国籍・居住地を不問として、海外にも門戸を広げて、国際色豊かに、質の高い音楽家の発掘の機会につなげています。

2020年度実施報告

2020年度は、4月にピアノ、弦楽、金管の3部門の応募受付けを行ない、3部門を合わせた応募総数は435名でした。新型コロナウイルス感染の影響から、国内外のコンクールが中止を発表する中、本コンクールでは、たくさんの応募者の期待に沿うべく、感染防止対策を万全に行ない、第一次予選、第二次予選を経て、8月25日から29日にかけて、無事本選が行なわれ、各部門の入賞者が決定しました。会場となった東京文化会館では、感染防止の観点から、観客数を通常の半分に制限して実施いたしました。各部門の本選終了後にはステージ上で表彰式が行なわれました。

入賞者

※敬称略

ピアノ部門 本選結果

【第1位】
該当者なし
【第2位】
大崎 由貴
谷 昂登
【第3位】
該当者なし
【入選】
西本 裕矢
横山 瑠佳
【聴衆賞】
谷 昂登

弦楽部門 本選結果

【第1位】
前田 妃奈(ヴァイオリン)
【第2位】
佐々木 つくし(ヴァイオリン)
【第3位】
福田 麻子(ヴァイオリン)
北村 陽(チェロ)
有冨 萌々子(ヴィオラ)
【聴衆賞】
前田 妃奈(ヴァイオリン)

金管部門 本選結果

【第1位】
伊藤 雄太(トロンボーン)
【第2位】
若林 毅(テューバ)
【第3位】
栁谷 信(ホルン)
【入選】
金子 美保(トランペット)
島 圭佑(テューバ)
犬飼 伸紀(トランペット)
【聴衆賞】
栁谷 信(ホルン)

審査員

※敬称略

ピアノ部門

青柳 晋、上原 彩子、岡田 博美、野平 一郎* 、若林 顕、シン・スジョン(元ソウル大学校音楽学部長)、ボリス・ペトルシャンスキー(イモラ国際ピアノアカデミー教授)

弦楽部門

安藤 裕子、兎束 俊之、大谷 康子* 、苅田 雅治、竹田 勉、藤原 浜雄、星 秀樹、向山 佳絵子、ミヒャエル・ヴァイマン(ケルン音楽大学教授)

金管部門

池田 幸広、小田桐 寛之、栗田 雅勝、佐藤 潔、津堅 直弘* 、栃本 浩規、松﨑 裕、森 博文、ヨウコ・ハルヤンネ(フィンランド放送交響楽団首席奏者)

部門共通

国塩 哲紀(東京都交響楽団芸術主幹)、三枝 成彰(作曲家)

コンクール顧問

堤 剛(チェリスト、サントリーホール館長)、ジョージ・レンドヴァイ(ハンガリー マーヴ交響楽団CEO)

総合審査員長

小林 研一郎(指揮者、東京文化会館音楽監督)

  • * 部門審査員長

※海外からご出席予定でした審査員につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、残念ながら今回のコンクールの審査には出席不可能となりました。

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第18回 弦楽部門表彰式
写真:堀田 力丸 写真提供:東京文化会館

「優勝者コンサート」を開催予定

入賞者には東京文化会館主催事業等への出演機会が予定されていますが、2021年1月11(月・祝)には、2020年度の各部門第1位および最高位入賞者が東京文化会館主催で開催される「優勝者&最高位入賞者コンサート」において、新日本フィルハーモニー交響楽団と共演します。
若き音楽家の熱演にご期待いただき、ぜひ会場で温かい声援を送ってください。

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