2015年08月19日
花王は、森林の急激な減少で環境問題が生じているタイ北部地域で、植林と、地域の方々への環境教育を推進する「タイ北部“FURUSATO”環境保全プロジェクト」を実施しています。プロジェクトは、2012年から5年間の計画で、公益財団法人オイスカ*1 とのパートナーシップのもと、主に山岳民族が住む地域の35ヘクタールに植林を進めるとともに、地域の人々に環境保全の大切さを伝えることで、森を守る人材を育てることをめざしています。
4年目の活動として、7月24日(金)、地域の方々や行政関係者など、総勢400名を超える参加者により、記念式典と植林を行ないました。当日はあいにくの雨模様でしたが、式典では、郡長*2 や花王・タイ花王が挨拶をし、プロジェクトの意義を参加者で共有しました。また、タイ花王から、参加者に記念品としてアタックを贈呈しました。式典に続いて行なわれた植林では、時折強くなる雨の中、ぬかるんだ地面に足をとられたり、植林場所の急傾斜に四苦八苦したりする参加者も見られましたが、無事に6,000本の植林が完了しました。
プロジェクトでは、植樹イベントを実施するだけではなく、地域の人々が将来にわたって森を守っていく環境を整えようと、毎年、子どもたちや地域の方々を対象とした環境教育プログラムも実施してきました。活動を地域に根付かせようとする努力は、地域の方々にも受け入れられ、信頼関係の構築につながっています。活動を通じ、地域の方々の環境保全への意識も高まり、丁寧な管理作業のおかげで、これまでに植林を終えた木々は順調に成長しています。
花王は、今後もさまざまなステークホルダーとともに、持続可能な環境づくりをめざす活動に取り組んでまいります。