発表資料: 2016年09月07日

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花王グループの新たな化粧品研究施設

「ビューティリサーチ&イノベーションセンター」を開所

‐ 花王グループの化粧品に関する研究・開発機能を集結、新たな美の価値創造をめざす -

花王株式会社(社長・澤田道隆)は、2016年9月7日、化粧品の研究・生産拠点である、小田原事業場(神奈川県小田原市)内に、新たな研究施設「ビューティリサーチ&イノベーションセンター(Beauty Research & Innovation Center)」を開所しました。昨年7月には、同じ敷地内にある工場でも新しい建屋を竣工しており、昨年から進めてきた小田原事業場の研究・生産機能の増強に対する設備投資額は、あわせて約130億円です。

小田原事業場は、アジアで最大級の機能をもつ化粧品の研究・生産拠点となります。

「ビューティリサーチ&イノベーションセンター」の特長

(1)花王グループの化粧品に関する研究機能を小田原事業場に集結させました。フロア内に仕切りがない大部屋制を採用し、フロア間を結ぶ内階段にはドアを設けないなど、コミュニケーションしやすい建屋構造となっています。これにより、花王グループ内の研究資産を最大活用して研究・開発力を強化するとともに、部門間での相互理解を深めて個々のブランドの独自性を深化させていきます。
また、科学と感性を融合させた革新的な研究にも取り組みます

(2)新たな価値創造をめざして、感情や情動、意思決定などの脳活動を可視化して解析できる、「fMRI(機能的磁気共鳴画像装置:functional Magnetic Resonance Imaging)」を日本国内企業の研究拠点として初めて導入し、科学的根拠に基づいた、五感に訴える新たな美の価値創造をめざします。

(3)“美”や“感性”といった、言語では表現が難しい感性領域の多様な価値をわかりやすく体験し、可視化できる研究スペース「ここラボ」を研究所内に設置しました。

花王は、1982年に化粧品事業をスタートし、2006年2月には株式会社カネボウ化粧品が花王グループの一員となりました。以来、各ブランドの独自性を強化・深化させながら、インフラ関連の統合や連携、原材料の共同購買、物流拠点の統合、販売店への共同提案、人的交流、販売機能の一体運営などを行なってきました。
研究関連・生産関連についてもグループ内での連携を深めており、2013年からは、世界の女性に対してより高いレベルの「美」の提案をめざすとともに、「安全・安心」をより高いレベルで担保していくため、段階的に組織の統合を進めてきました。花王グループは、このたびの「ビューティリサーチ&イノベーションセンター」の開所により、化粧品事業の将来に向けた確固たる基盤の構築を加速させます。

「ビューティリサーチ&イノベーションセンター」の概要

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・所在地: 神奈川県小田原市寿町5-3-28 花王株式会社 小田原事業場内
・構造規模: 鉄骨 地上4階建て
・延床面積: 16,594.3㎡

お問い合わせ

花王株式会社 広報部

03-3660-7041~7042

※社外への発表資料を原文のまま掲載しています。

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