暮らしを変えた
製品の歴史

毎日の暮らしを、もっと清潔で美しく、すこやかに。人をきれいにしたいと願う、ひとつの石けんからはじまった花王は、人と暮らしの“きれい”を見つめ、130年ものあいだいつも新しい提案をし続けてきました。

18901940年代

開化を経て近代へ――
海外からの技術や知識が、日本人の生活を大きく変えた時代。

娯楽も技術も、新しいものがどんどん入ってきた時代だったね

1890
「顔の洗える石けん」を身近に
花王石鹸
香り、色、使い心地…輸入品に負けない品質で、売れ行きも好調。全国に普及しました。

当時の日本で品質のいい石けんといえば海外からの輸入品であり、ほとんどの国産品は品質面で劣っていました。そこで立ち上がったのが、花王の創業者である長瀬富郎です。試行錯誤を重ね、高級化粧石けん「花王石鹸」を発売。当時、化粧石けんが「顔洗い」と呼ばれていたことから「カオ(顔)石鹸」と名づけ、「花王」という文字をあてました。これが社名の由来です。

以前の国産品は顔を洗ったあと、肌がピリピリしていたよ

安心して「顔」を洗えるから「花王」って名前なんだね

「花王石鹸」広告ギャラリー

「花王石鹸」発売時の広告

「花王石鹸」販売時の広告

浅草雷門に掲げられた看板広告

浅草雷門前に掲げられた看板広告

鉄道沿いに掲げられた「野立看板」

鉄道沿いに掲げられた「野立看板」(岡崎~安城間)

花王シャンプー

1932
油をつけた結い髪もすっきりキレイに
花王シャンプー
“シャンプー”という言葉を日常語として定着させ、日本人の洗髪習慣を大きく変えました。

昭和初期に主流だった洗髪料は「髪洗い粉」と呼ばれ、白土に粉石けんや炭酸ソーダを混ぜたものでした。これを少しずつ髪にこすりつけて洗っていたので、女性の多くが長い髪を油でまとめて結い上げる「結い髪」だった当時、洗髪にはとても時間がかかりました。これを一気にラクにしたのが、髪なじみがよく油が落ちやすい、石けんベースの「花王シャンプー」です。

結い髪の女性

結い髪の女性

女性が髪を洗うのは月に2回くらいだったよ


シャンプーのおかげでマメに洗えるようになったね

「家事科学研究所」の設立

1934年、花王は家事全般に科学的かつ合理的な手法を開発し、生活文化を提案する「家事科学研究所」を設立。講習会などを積極的に行ない、生活者との対話を大切にしてきました。この研究所を母体とするのが現在の「生活者コミュニケーションセンター」です。80年以上前から生活者の声を聴き、モノづくりに活かしてきた花王の姿勢は、今も伝統として受け継がれています。

家事科学研究所

家事講習会(左)と機関紙「家事の科学」(右)

19501970年代

ラジオに洗たく機、近づく電化の足音。
「便利」が徐々に大衆のものに。

誰でも洗たく機が使えるようになったのは1970年代の半ばごろだったかな

花王粉せんたく

1951
洗たくのシーンを変えた「50円の洗濯機」
花王粉せんたく(ワンダフル)
手洗い洗たくの所要時間を大幅に短縮。
家事の負担を減らしました。
 
手洗いでの洗たくが主流だった1950年代初頭、簡単かつ強力に汚れを落とせる初の合成洗剤として開発されたのが「花王粉せんたく」です。のちに「ワンダフル」と改称したこの製品は、主婦の労働時間を大幅に短縮し、ライフスタイルをも一変させました。

「花王粉せんたく(ワンダフル)」広告ギャラリー

「花王粉せんたく」発売時の公告

「花王粉せんたく」発売時の広告

「ワンダフル」販売当時の新聞広告

「ワンダフル」販売当時の新聞広告
キャッチコピーは「50円の洗濯機」

電気洗たく機とのタイアップ公告

電気洗たく機とのタイアップ広告

メリット

1970
フケ・かゆみの悩みから生まれた
メリット
フケや頭皮のかゆみに悩む人のために開発。2001年には地肌にやさしい「弱酸性メリット」に生まれ変わりました。

洗髪は週1〜2回でフケ・かゆみも気になるし、ありがたかったね

マジックリン

1971
台所のベタベタ汚れを簡単に落とす
マジックリン
食生活の洋風化が進んでいた当時は、台所の換気扇やレンジなどの油汚れがお掃除の悩みになっていました。「ガンコにこびりついた油汚れを簡単に落とせる洗剤が欲しい」という声にお応えして誕生したのが、住まいの強力洗剤「マジックリン」です。その後、「マジックリン」ブランドは、バス、トイレへと活躍の場を広げています。

ロリエ

1978
悩める女性に“安心”を提供
ロリエ
いつでもどこでも「安心」「快適」。
女性のライフスタイルを大きく変えました。

「多い日は何回取り替えてもモレが心配」という声をはじめ、生理用品に関するさまざまなお悩みごとの解決に向けて開発されたのが「ロリエ」です。独自開発の高吸水性ポリマーによって、優れた吸収力と戻らない“片道吸収”を実現。さらっとした肌触りの薄型ナプキンで、アクティブに活動したい女性を応援し続けています。

学校でも職場でも安心して過ごせるようになって助かった!

19801990年代

共働きの増加、夜型化…
生活のリズムやスタイルは家庭ごとに変わる時代に。

身の回りのいろんなものが進化して、生活がずいぶん便利になったね

ビオレ

1980
肌をやさしく洗える洗顔料
ビオレ
肌に与える刺激の研究から肌にやさしい洗浄成分を開発。「ビオレ」は、「ペーストタイプの洗顔料で顔を洗う」という習慣を提案しました。その後、1984年には、全身洗浄料「ビオレU」が発売されました。

ソフィーナ

1980*
皮膚科学に基づいた化粧品
ソフィーナ
本当によいものを一人でも多くのお客さまにお届けしたい。
そしてもっと多くのお客さまの“美”を支えたい・・・
“真の素肌美の追求”がソフィーナの原点です。

「皮膚科学に基づいた高品質な化粧品を、手頃な価格でより多くの女性に提供したい」・・・そんな思いから誕生したのが「ソフィーナ」です。ふき取りが主流だったメイク落としに、“洗い流して”落とすという化粧習慣を提案する商品や、毎朝のお手入れの中で紫外線をカットする「朝のUV乳液」を発売するなど、新しいチャレンジに次々と取り組んできました。
*全国発売1982年

ソフィーナ・ビューティコンピュータ

発売当時、店頭に設置していた「ソフィーナ・ビューティコンピュータ」。お客さまの肌の水分と皮脂の状態をチェックし、最適な化粧品を選ぶことができました。

自分の肌にぴったりの化粧品を選べるというのは驚きだった!

メリーズ

1983
“赤ちゃんぐっすり”、安心のメリーズ
メリーズ
当時主流だった布おむつにはない「高吸収」「ぬれてもさらっとしている」「モレを防ぐ」などの機能を提案。特に、夜間のおむつ替えが必要なくなり、母子ともにぐっすり眠れるという安心感は、消費者の心をとらえました。

アタック

1987
スプーン1杯で“驚きの白さ”を実現した
アタック
従来の1/4の使用量で高い洗浄力を実現。
片手で持てるサイズだから日々の買い物もぐっとラクに。

当時の洗剤の品質では、1回あたりの使用量も多く、1箱が4kgを超えるものもありました。そんな中で開発された「アタック」は、繊維の奥の汚れに働きかける酵素によって高い洗浄力を実現。しかも1回の使用量は“スプーン1杯”で、箱のコンパクト化も実現しました。「洗剤の革命」と呼ばれ、洗たく・買い物のシーンを大きく変えました。

当時の買い物風景(再現)。お徳用の洗剤(ビーズ)は4.1kgもの重さでした。

このころから洗たくも買い物もすごく楽になったよね
 

「アタック」広告ギャラリー

「アタック」発売当時の広告

「アタック」発売当時の広告。キャッチコピーは「わずかスプーン1杯で驚きの白さに」

国内初 「きざみ入り容器」の開発

花王は1991年から、「シャンプーとリンスを間違えない工夫がほしい」というお客さまの声にお応えし、シャンプー容器の上部と側面に“きざみ”を入れています。盲学校にご協力いただき、誰もが触っただけでわかるよう、試行錯誤の末に生まれたデザインです。さらに花王は、消費者が混乱しないよう業界全体でのデザイン統一を呼びかけました。その結果、現在日本ではほとんどのシャンプーに同様のきざみが入れられています。

きざみ入り容器

現在では業界団体が主導し、ボディウォッシュにもシャンプーとは異なる識別記号を入れています。(写真右)

クイックルワイパー

1994
床掃除のスタイルを改革
クイックルワイパー
いつでも誰でも静かに、簡単に。
ライフスタイルにあわせた新しい床掃除を提案しました。

1990年代、床材の主流がフローリング材になると、ホコリや髪が目立つようになりました。また、共働きの増加などライフスタイルの変化から、夜間に掃除したいというご要望も高まりました。こうした中で生まれたのが、低い場所や奥まった場所も、立ったままサッと音を立てずに掃除できるクイックルワイパーです。

力も必要ないから床掃除がぐんとラクになったね

静かに掃除できるから夜でも周りに迷惑をかけなくて済むよ

キュレル

1999
乾燥性敏感肌を考えたスキンケア
薬用キュレル

「セラミドケア*」の考えに基づいて、乾燥性敏感肌を考えたスキンケア製品として開発されました。
*「セラミド」の働きを守り補い、潤いを与えるケア

2000年代

健康や環境によい製品へのニーズが拡大。
誰でも使いやすい商品への要望も。

同じような商品なら健康にいいものを買うって人が増えたよね

ヘルシア緑茶

2003
手軽に体脂肪ケア
ヘルシア緑茶
生活習慣に簡単に取り入れられる特定保健用食品(トクホ)の“代名詞”になりました。

2000年代初めには、「生活習慣病」という言葉も徐々に定着し、消費者の健康ニーズが急速に高まってきました。そうした中、「日々の飲み物を健康によいものに置き換える」という新しいアプローチを提案したのが「ヘルシア緑茶」です。

「トクホ」って言葉もこのころ知った気がするな

「ヘルシア緑茶」広告ギャラリー

「ヘルシア緑茶」広告

「ヘルシア緑茶」発売時のコマーシャルフィルム(左、中央)と電車のドアに掲載した広告(右)

蒸気でホットアイマスク

2007
働き続けた目を蒸気で温める新習慣を提案
めぐりズム 蒸気でホットアイマスク

長時間のパソコンやデスクワーク、会議にプレゼンと緊張続きで、何かとストレスの多い時代。気分をリラックスさせたいとき、目を冷やすのではなく蒸気でじんわり温める“蒸気浴”という新習慣を定着させました。

アタックNeo

2009
エコな洗たく習慣への新提案
アタックNeo
少ない水でも、短時間でもしっかり洗える洗剤で、エコな洗たく習慣が実現しました。

きれいに洗えて地球にもやさしく――そんな想いから生まれた洗剤が「アタックNeo」です。新洗浄成分の採用により、洗浄力を向上しながらも「すすぎ1回」で落ちるようにすることで、水や電気を節約できる新しい洗たく方法を提案しました。

すすぎ1回なら時短にもなるから、いいことずくめだね

ラクラクecoパック

2016
「つめかえにくい」をとことん解消
つめかえ用ラクラクecoパック

高齢者や子どもでも簡単に扱え、識別性向上や誤飲防止にも配慮した「ユニバーサルデザイン」と、ゴミの削減につながるコンパクト化などの「環境への配慮」を前提に、ストレスなくつめかえができる構造を追求。皆さんの暮らしに少しでも役立つ、新たなつめかえ習慣を広げていきます。

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