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2015年08月06日

東北の事業団体に向けて「事業ブラッシュアップ合宿」を開催

花王は、東日本大震災からの復興支援の一つとして、自立的復興(産業復興支援)を掲げ、被災地での仕事づくり、コミュニティづくりを支援するため、被災地の復興に取り組む次世代リーダー*1 を複数企業で支える企業コンソーシアム「みちのく復興事業パートナーズ」*2 に2012年から参画しています。

「みちのく復興事業パートナーズ」は、特定非営利活動法人ETIC.(エティック)によって設立され、本コンソーシアムを通じて現地のニーズを可視化し、企業のリソースとマッチングを行ない、ニーズに合わせた支援を行なっています。またETIC.と参画企業とが連携し、現地事業団体に向けた研修を実施したり、シンポジウムを開催し、社会に向けた情報発信を行なうなど、現地の自立的な復興を支えています。

企業が連携して地域を支える団体をサポート

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震災から5年目を迎え被災地の状況も刻々と変化する中、「みちのく復興事業パートナーズ」では今年度、継続的に地域ニーズに応え、地域を支える組織に成長することをめざしている団体を集中して応援するために、「事業ブラッシュアップ・プログラム」を企画しました。
このプログラムは、定期的に参加団体が集まる機会をつくり、ビジョンと戦略を一気通貫して磨きたい団体・組織を対象にしています。
支援強化団体に対しては、専門家のメンタリングをはじめ、ETIC.のネットワークやノウハウおよびみちのく復興事業パートナーズ参画企業を通じて、成長に向けたさまざまな機会の提供を行ないます。
7月19日~20日にかけて、宮城県女川町のフューチャーセンターにて支援強化団体6事業者に対して、「事業ブラッシュアップ合宿」を実施しました。

参加者からは、「事業の根本を見直す良い機会となり、日頃の業務の中で議論しても出てこないような成果を得られた。」「事業でいるものいらないものを再構成できた。」など好評の声が寄せられました。

合宿後の活動として、合宿で明らかにした課題を解決するための個別の地域別戦略会議や、来年1月には次年度の実践に向けた事業計画をつくる全体ギャザリングを予定しています。

今後も被災地の自立的復興支援に向けて、現地のニーズに沿った活動に取り組んでいきたいと思います。

  1. *1 「次世代リーダー」
    復興に向けた活動に取り組み、活躍している社会起業家などのリーダー、リーダーを支え右腕となる人材、これから起業する人材など
  2. *2 「みちのく復興事業パートナーズ」参画企業、事務局(2015年8月現在)

参画企業

いすゞ自動車株式会社、花王株式会社、株式会社ジェー・シー・ビー、損害保険ジャパン日本興亜株式会社、株式会社電通、株式会社東芝、株式会社ベネッセホールディングス(50音順)

事務局

特定非営利活動法人ETIC.(エティック)

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